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転職でも筆記試験がある?どんな試験があるのかご紹介します!

中途採用の選考なら書類と面接だけ、と思っている方がいらっしゃるかもしれません。しかし、実は企業や求職者の年齢などによって、中途採用でも筆記試験を課される場合が多くあります。パーソルキャリア株式会社の調べでは、IT/通信系の技術職の求人の49%が、中途採用でも筆記試験を実施する、となっています。

 

今回は転職活動における筆記試験の位置づけと種類について、ご紹介します。選考を受ける段階になって、「げっ!筆記試験なんて何年も受けてないから自信ない…」なんて事態に陥らないよう、しっかりチェックしてくださいね。

 

 

企業が中途採用で筆記試験を行う目的

しかし、選考フローの中に筆記試験が含まれていると、「新卒じゃあるまいし、どうして筆記試験なんか受けなきゃいけないの」と思いますよね。その気持ち、分かります。

しかし、筆記試験を課している企業側にも事情はあるようです。

 

まず、中途採用の筆記試験は、タイミングの観点で2パターンに分けられます。

  1. 書類応募~1次面接までに行う
  2. 1次面接~最終面接までのどこかで並行して行う



書類応募~1次面接までに行う場合

この場合は、応募者の適性や人間性などは判断せずに、単純に点数でふるいにかけるものでしょう。一定程度点数を取れていれば良しとするのか、人数が決まっていて上から順番に面接選考に通すのかはその企業次第です。ただし、大手企業や人気企業では応募者も必然的に多くなるため、より基準が厳しくなっている可能性があります。



1次面接~最終面接までのどこかで並行して行う場合

この場合は、面接での評価の付随的材料として使われる場合が多いです。面接がメインではあるものの、面接での評価と筆記試験での性格診断などと大きく乖離がないか、企業が求める一般常識レベルを超えているかどうかというくらいの位置づけです。ただ、あまりにも点数が取れていないとそれを理由に落とされてしまう可能性はあります。

 

また、企業側が応募者を不採用とした時には、転職エージェント経由の応募だとエージェントから不採用の理由を尋ねられます。その理由を説明するのが面倒な時に「点数が足りなかった」とか「御社の社風とアンマッチと出た」などと一見公正そうな理由で断りを入れる口実にも使われるようです。



筆記試験を複数回行う場合も

IT業界の場合、一般常識を測る試験と、専門知識の度合いを測る試験を並行して実施する企業もあります。何回も試験があると聞くと気持ちがげっそりしてしまいますが、転職成功のためにもしっかり対策をして臨みましょう。

 

筆記試験はどうやって受けるのか

受験方法は主に3種類です。受験する企業のオフィスで行う方法、テストセンターで行う方法と、自宅PCでWebテストを行う方法があります。自宅受験の場合は、企業からアクセスするURLやログインIDが送付され、そこからエントリーして受験することになるでしょう。

企業のオフィスで手書きの筆記試験を受ける場合もないとは言いませんが、今日日はかなり少なくなっています。特に大手企業ではほとんどPCからの受験になっているでしょう。

 

どんな試験が行われるのか

それでは、中途採用における筆記試験でどのような試験が実際に行われているのかをご紹介します。あなたが応募する企業がどのタイプの筆記試験を行っているのかを、よく確認しておいてくださいね。

 

性格適性検査

性格適性検査は、あなたのストレス耐性やメンタルの強さ、責任感や積極性などを測るために実施されます。

出題形式は、出された設問に対して「あてはまる」「あてはまらない」「どちらとも言えない」や「はい」「いいえ」などを選択するものです。回答を総合し、解析させることで、応募者の人物像がわかる仕組みになっています。

 

能力適性検査

能力適性検査は、基礎的な学力を測る目的で実施されます。問題の難易度はそれほど高くありませんが、1問に書けていられる時間は少ないため、事前に対策して出題形式に慣れておく必要があります。市販の問題集を使って対策すれば、よっぽどボーダーラインを下回ることはないでしょう。

 

SPI

SPIはリクルート社が提供するテストで、「言語」「非言語(計算問題etc.)」「性格」の検査が行われます。

SPIには3つの種類があります。即ち、大学新卒者向けの【SPI-U】、中途採用向けの【SPI-G】、高卒向けの【SPI-H】です。転職組のあなたは【SPI-G】を受験することになります。

 

玉手箱

日本エス・エイチ・エル社が販売するテストで、自宅受験型のwebテストではトップシェアを誇ります。

玉手箱はSPIとは全く異なる内容の試験で、SPIと比較すると問題数が大変多く、1問にかけられる時間が少ないです。そのため、難易度が高いテストとして、大企業や外資系企業で採用されるケースが多いです。もし応募企業の筆記試験の形式が玉手箱だとわかったら、対策を厚めにやる必要があります。

 

GAB・CAB

玉手箱と同じく、日本エス・エイチ・エル社が販売するテストで、SPIに次ぐシェアを持ちます。GABは総合職用CABはSEやプログラマー向けです。

未経験からIT企業に転職する応募者向けには、CABテストが課されることが多い傾向があります。少し癖のあるテストですので、回答方法を事前に頭に入れた上で臨む必要があります。

 

TG-WEB

ヒューマネージ社が提供するWEBテストで、近年大きくシェアを伸ばしつつあります。SPIなどと比べると、思考力が問われるような難解な問題が出題されることが特徴で、外資系コンサルティングファームなどでの採用例が増えています。ただし、解き方のパターンははっきりしているため、対策によって立ち向かうことができます。

 

論文・専門知識

論文試験は企業毎に異なりますが、「入社後実現すること」とか、「業界に関する時事問題」などテーマは様々です。私の場合は、新聞やニュースで社会経済ネタを押さえておいてくださいと、転職エージェントのキャリアアドバイザーからアドバイスされました。「仮テーマを立て、論文を書いた」とか、「問題を想定し、頭の中でまとめておいた」というような対策を取る人が多いようです。

 

またIT業界で専門知識を強く問う企業だと、筆記のプログラミングテスト等を課されることもあります。また、私はとある企業でGAIT試験なるものも受けたことがあります。これについては対策すると言っても短い期間では限度があるため、最低限の専門用語を事前に確認しておいて、後はあなたの今の実力で挑むより他ないでしょう。

 

筆記試験の対策は早めに始める

ここまででご紹介してきたように、一口に筆記試験と言っても様々な形式があり、どれを使っているかは企業によって様々です。それぞれ出題される問題の傾向や問題数、制限時間に関することが異なるため、自分が応募する企業の形式に合わせて対策を打っておくことが必要です。

応募企業がどの形式を採用しているかは、

  • Googleで「企業名 (+中途採用)+ 筆記試験(SPI,玉手箱,CAB,TG-WEB)」
    などで検索して調べる
  • 転職エージェントに聞いてみる(エージェント経由の応募の場合のみ)
  • 求人票の選考フロー欄に記載していないかどうか確認する

などの手段で調べてみましょう。もしわからない場合は、SPIと玉手箱の対策を中心とし、必要に応じてCABの対策を打ち、どの形式が出題されてもいいようにしておくのが最も良いです。

 

注意ポイント:筆記試験対策は必ず時間を計ること

筆記試験対策で気をつけたいポイントは、必ず時間を計測して解いてみるということです。応募書類や求人選定、現職業務と並行しながら行うため、腰を落ち着けて時間を計測した対策が難しい、というのはよくわかります。

しかし、上に挙げた筆記試験はどれも時間がシビアなものが多いです。時間内に解くことを意識した対策を行わないと、本番で時間がなくて全然解けなかった、というような事態にもなりかねません。

問題事態は難しくないのですから、殊更解法について時間を割く必要はないと思います。如何に時間内に正確に回答できるかが重要ということを認識しておいてください。

 

まとめ

いかがでしたか?

今回は、中途採用の選考フローで受験する筆記試験についてご紹介しました。筆記試験の成績不振を理由に採用見送り、なんて勿体ないことにならないよう、万全の対策をした上で臨んでください。

 

今後、本記事でご紹介した筆記試験の出題内容と、対策にオススメの書籍等についてご紹介したいと思います。是非、合わせてご覧ください。

 

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転職エージェントの利用が不安な人のためのQ&A!

転職エージェントを使った転職活動に興味があるけれど、転職エージェントの情報をネットで調べてみると、一つのテーマに対してずらずらと長い文章の記事ばかりで読む気が失せちゃう!

今回は、そんなあなたのために、本記事では転職エージェントを始めて利用する方向けのQ&Aをサマリー的にご紹介します。

 

 

転職エージェントの仕組み

そもそも、転職エージェントって?

転職エージェントに所属するプロのキャリアアドバイザー(キャリアコンサルタントとか、呼び方は色々です)が面談した上で求人を出している企業との仲介役となり、転職先へのサポートをしてくれるサービスの名称です。

情報収集から応募・面接・内定・退職・入社に至るまで、あらゆる面で求職者をサポートしてくれます。

*参考記事*

www.rikuhiro.com 

自分だけの力で転職活動するのは難しいの?

無理、とは言いませんが、転職の経験が少なければ少ないほど、1人で転職活動をすると、とても非効率になります。業界動向、求人、企業情報、書類選考対策、面接対策、日程調整、待遇交渉…などなど全て自分で行うこととなり、不利な状況に陥ってもそれと気づかない場合もあります。きちんとにプロに相談して、客観的かつ正確な情報を聞き出すのが懸命です。

 

どんなサービスを受けられるの?

登録して最初のキャリア面談では、そもそも転職するべきかどうか、転職するとしたらどんな業界・職種にするのか、求職者の客観的な市場価値は如何ほどか、など、第三者の目線で相談に乗ってくれます。最終的に求職者が転職活動をすることを決断したら、求人の紹介、履歴書・職務経歴書などの応募書類作成のアドバイス・添削、面接対策・各種選考の日程調整など、転職のプロであるキャリアアドバイザーが求職者の転職を全面サポートしてくれます。

 

ずばりどの転職エージェントがいいの?

一発で「ここです!」と言えれば良いのですが、転職エージェントごとに傾向や運営体制が違うので、どこも一長一短だと考えてください。

初心者でも複数回転職をしている人でも広くカバーしており、ひとまず登録しておくべきというところは、全職種・全業界・全国の求人を取り扱っている「リクルートエージェント」「DODA」の二社でしょう。

それ以外は各社の特徴を掴みながら自分に合ったものを選ぶのが良いです。

*関連記事*

www.rikuhiro.com

エージェントは複数利用してもOK?

全く問題ありません。本サイトでは、むしろ複数利用を推奨しています。

ほぼ全ての転職エージェント公式サイト内の回答でも「他社エージェントとの併用可」と明記されていますよ。

*関連記事*

www.rikuhiro.com

 

非公開求人って何?

転職サイトや企業のHPなど、一般向けには公開されていない求人のことで、転職エージェントに登録して、キャリアアドバイザーからの紹介があれば閲覧できる求人のことです。多くの転職エージェントでは約8割が非公開求人だと公表されています。

ただし、この非公開求人には以下のような戦略が裏に潜んでいることにも注意してください。

・本当に表に公開できない優良案件

競合他社に動向を知られたくない企業側の意向で非公開となります。
・非公開だが、他業者では普通に公開している求人

エージェント側の戦略です。特に害はありませんし、応募も普通にできます。
・求職者の注目を集めるためのオトリ求人
エージェント側の撒き餌のようなもので、人気求人で求職者を釣るためのものです。

3番めの求人は空求人なので受かる見込みは薄いです。ですから、応募する前に、他の転職エージェントや求人サイトを併用して、比較しておくとより堅いでしょう。

 

転職エージェントの利用について

お金はどのくらいかかるの?

転職エージェントサービスは全て無料で利用できます。

これは、エージェントサービスが、転職者が入社を決めた時、企業から成功報酬を受け取るビジネスモデルになっているためです。

 *参考記事*

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登録だけで面談やサポートを受けないということは可能?

すぐに面談を受ける気がなくても、登録は可能です。

DODA」のような転職サイト機能も併合した転職エージェントもあるので、面談に行くつもりがなくても、求人情報を受け取るためだけに利用しておく価値は十分あります。ただし、あなたの転職に対する本気度が高いのであれば、早めに面談に参加した方がメリットは大きい、という点は認識しておいてください。

 

紹介された求人には必ず応募しなきゃいけないの?

応募については求職者判断ですから、必ず応募しなければならないということはありません。寧ろ、たくさん紹介される中からどの求人に応募するか厳選し、対策を練るためのサポートをしてもらう、というのがセオリーとなります。

 

現職の企業にバレないか不安…

これは転職エージェントというより、あなたの管理の問題です。

基本として、「転職活動用のメールアカウントを用意しておく(Gmailなど。スマホ通知で見られないように設定)」「会社のパソコンから登録したり、求人を見たりしない」などのルールを守っておけば、大丈夫でしょう。

転職エージェント側では個人情報の流出を恐れてセキュリティを厳重に管理しているので、心配はいりません。ただし、キャリアアドバイザーから日中連絡してくるケースもあります。面談時に電話をかけてきては困る時間帯があれば、指定しておくといいでしょう。

 

キャリア面談について

転職エージェント利用で最初の心理的ハードルとなるのが初回のキャリア面談ですよね。その不安や疑問を解消したいと思います。

 

初対面のキャリアアドバイザーと話さなければならないのが不安

誰もが初対面の人と話すのは緊張しますし、不安なものです。

転職エージェントへの登録や面談希望の際に「面談が不安です」「コミュニケーションに自信がない」などと事前申告しておき、カウンセリング面に期待できそうな担当者に当たる確率を高めておくことはできるでしょう。

ただし、ノルマに追われて急かしてくるキャリアアドバイザーや、面談経験が浅い未熟なキャリアアドバイザーもいるので、過度に期待してはいけません。

 

面談ではどこまで話せばいいの?

今のあなたの仕事における不満や良いところ、どんなところに転職したいとか、年収はどのくらい欲しいとか、あなたの希望や不安点・疑問点をざっくばらんに話してOKです。ただし、キャリアアドバイザーによってはあなたと相性が悪い場合もあります。其の場合は、担当者の変更を申し出るようにしてください。

 

キャリアアドバイザーを信用してもいいの?

あくまで転職エージェントは「ビジネス」ですので、依存的に信じ切ってはいけません。キャリアアドバイザーは必ず売上のノルマを抱えており、あなたをどこかの企業に入社させて成功報酬を得たいと考えています。

相手側の事情を読み取った上で、上手く信頼関係を築くのが良いです。味方にできれば心強い存在であることは間違いありません。

*関連記事*

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登録条件・経歴による制限について

学歴・職歴的に転職エージェントで取り合ってもらえるか不安

基本的に、学歴・経歴不問です。特に大手転職エージェントの場合は「とりあえず数を稼ぎたい」という意図でプロモーションを打っているので、登録の時点で弾かれることはないはずです。ただし、エージェントごとに学歴・経歴の基準はあるので、求人が豊富に紹介されるかどうかは、実際登録してみないと判断不能です。

二枚看板である「リクルートエージェント」と「DODA 」に関しては、幅広い層に対するサポートをしているので、とりあえずはこの二社に登録すると良いでしょう。

 

年齢制限はあるの?

登録は何歳でも可能です。ただし、年齢が上がれば紹介してもらえる求人が減ることは覚悟しておいてください。

 

その他Q&A

転職エージェントを使えば年収アップが見込めるの?

あなたの年齢・経歴・その時の業界動向によるあなたの市場価値によりけりです。今の年収が相場に対して低すぎれば、上がる可能性は高いです。このあたりは、キャリアアドバイザーとの面談の時に「希望年収はこのくらいですが、客観的に見て妥当な金額ですか?」と聞いてみるのが良いでしょう。

希望年収については、企業面接でもほぼ確実に問われますので、活動を始める前にいくらに設定するのかをキャリアアドバイザーとしっかり認識合わせしておいた方が良いです。妥協すると公開する結果になりかねませんからね。

 

ブラック求人はないの?

厳密な定義での「ブラック企業=労働基準法違反をしている企業」は、転職エージェント側でも取引先として調査を行っているので、ハローワーク等より少ないはずです。

ただし、実態調査を上手くかいくぐっていたり、求人票に嘘を書いてくる悪質な企業もあります。(私が転職活動で応募した企業にもそういうところありました)

ですから、面接で具体的な労働条件等については必ず確認するようにしてください。もし、求人票との食い違いがあるような場合や、応募時とは異なる条件を打診されたような場合はキャリアアドバイザーにも必ず報告しておいてください。

 

途中で転職活動をやめてもいいの?

OKです。「現職でもう少し頑張ることにしました。転職を再度検討する機会にはお世話になります」などと言って、角が立たないよう断りの連絡を入れておきましょう。利用するのをやめたいエージェントにも、同様のやり方で断りを入れられますよ。

 

まとめ

いかがでしたか?

今回は、転職エージェントを初めて利用する時に疑問に思ったり、不安を抱いたりしがちなポイントについて、Q&A方式でまとめてみました。関連記事で詳しく述べている部分については、リンクを貼ってありますのでそちらをご確認いただければと思います。

転職エージェント利用の疑問と不安を解消し、上手く活用してあなたの転職活動成功に役立ててくださいね。

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転職エージェントに名刺を渡す必要はなし!その理由を解説!

あなたが転職エージェントへの登録が終えると、エージェント側から連絡が来て、まずはキャリア面談を行うことになります。その際、担当キャリアアドバイザーの名刺を渡されることになります。この時、自分も名刺を渡して名刺交換をするべきかどうか、迷いどころですよね。

 

社会人の常識として、名刺を渡されると、ついつい自分も名刺を出したくなってしまいますが、転職エージェントでの面談では、自分の名刺を渡してはいけません。

本記事では、その理由と名刺の取り扱い方について、ご紹介します。

 

 

転職エージェントに名刺は渡さない!知っておくべき基礎知識

ここで皆さんに覚えておいていただきたいのは以下の3つのポイントです。

転職エージェントとの名刺交換はしない

繰り返しになりますが、導入部分の通り、転職エージェントのキャリアアドバイザーや、その他のスタッフと会う機会があり、相手の名刺を受け取ったとしても、あなたの名刺を渡す必要はありません。

企業との面接でも、自分の名刺を渡す必要はない

企業によるのですが、面接時にご丁寧に名刺を渡してくれる担当者もいます。こういう時、ビジネスパーソンとしてはとっさに名刺を交換したくなりますが、ここでもあなたの名刺を渡す必要はありません。

転職エージェントは求職者の情報を調査票で確認する

転職エージェントに登録する前後に、求職者は事前にWebで自身に関する情報を登録します。エージェントによっては、キャリア面談の会場に言って、調査票に情報を記入する場合もあります。つまり、このキャリアアドバイザーはこの情報をもとにサポートを開始することになるので、名刺は特に必要になる場面がありません。

面談後にエージェントとその後連絡を取り合うこともありますが、必要な情報はその時点ですでに取り交わしているので問題はないと言えます。

 

名刺を渡すとリスクを伴う?エージェントも受け取りたがらない理由とは?

ここで覚えておいていただきたいとのは以下の4つのポイントです。

個人情報流出リスクを避けるため

転職エージェントに登録している求職者のほとんどは、現職の仕事を持っている人がほとんどなので、現職企業に転職活動をしていることが発覚しないように、注意しています。エージェントではただでさえ膨大かつデリケートな個人情報を扱っているため、取り扱いには細心の注意を払っています。各個人情報はデータベース上に登録されているものですからセキュリティも高めやすいですが、名刺は物理的なもの且つサイズも小さくなくしやすいという非常にリスクの高いものです。だからこそ、エージェント側も名刺を受け取りたがりません。

 

程度の低いエージェントだと現職企業に連絡を取る場合も

基本はないと考えて良いですが、昨今の売り手市場に目を付けて、転職エージェントサービスを提供する企業もどんどん増えてきています。それに伴って質の高くないエージェントも増えていることでしょう。万一そのようなエージェントに当たってしまい、在職中の企業に連絡を取られるようなことがあるとトラブルの元です。

 

転職エージェントは求職者「個人」として登録するので名刺を渡してはダメ

ビジネスの場では、あなたは所属企業の一員として名刺を頻繁に交換するのが当たり前です。その目的は相手に名前と顔を覚えてもらい、人脈形成を目指したものですよね。一方、転職活動において巡り会う転職エージェント・キャリアアドバイザー、応募企業の担当者は、取引をするわけではなく、あなたが個人として転職活動をするに過ぎません。そのため、あなたが名刺を持っていたとしても、渡す必要はないのです。

 

名刺の受け取り方や取り扱いマナーは見られている

ここまでで、転職エージェントでのキャリア面談で、キャリアアドバイザーと名刺交換をしてはいけない、というのはご理解いただけたと思います。注意したいのは、「名刺をもらう時や名刺の取り扱いはチェックされている」ということです。

 

転職エージェント側は必ず自分の名刺を渡してくる

キャリアアドバイザーは、名刺の受け取り方や扱い方で、あなたに社会人としての基本的なビジネスマナーが身についているかどうかを判断します。そのために、ほぼ確実に名刺を渡してくるでしょう。挨拶は立って行い、渡された名刺は「頂戴いたします」と言って、胸の高さで両手で受け取ります。

 

受け取った名刺はすぐに片付けてはいけない

受け取った名刺は一度目を通して、名刺入れの上に載せて机の左の方に置いてください。受け取った名刺に書き込みをしたり、不必要に触ったりしてはいけません。面談終了後は、忘れずに持ち帰ってくださいね。

基本的なビジネスマナーに沿ったものですがですが、チェックされていることを意識して、社会人として常識振る舞いをしてください。

 

転職エージェントでの面談時には何が必要なのか?

それでは転職エージェントの面談時には何を持参すれば良いのか?と迷われる方もいらっしゃると思います。このテーマについては、下記の記事でご紹介していますので、そちらをご覧ください。

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まとめ

いかがでしたか?

今回は、転職エージェント登録時や面接時に迷いがちな、転職活動における名刺の取り扱い方についてご紹介しました。色々細かいことを申し上げましたが、結局は「転職活動においては名刺交換しない」ということと、基本的なビジネスマナーが身についていることをクリアすれば大きな問題とはなりません。ここはあくまで基本のところで、大事なのは面談においてキャリアアドバイザーに何を伝えるかです。是非アドバイザーと有効なコミュニケーションを取り、転職活動を有利に進められうよう頑張ってくださいね。

 

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転職エージェントの登録時期はいつがおすすめ?優良求人を逃さないタイミングを解説!

中途採用は、新卒採用のように時期が定まっているものではないため、いつでも好きな時に転職活動を始めることができます。しかし、それかえって迷わせてしまい、転職エージェントを利用するにあたっては、『いつ転職エージェントに登録するのがベストなんだろう』と悩みますよね。

『せっかく転職エージェントを利用するなら、できれば有利な時期に登録したい』と考えている方のために、転職エージェントへの登録時期についてご紹介したいと思います。

 

 

求人が多く出る時期は?

まず、有利な時期として考えられるのは、企業からの求人が多く出る時期ですよね。求人が多く出ていれば、それだけ応募できる企業の選択肢が広がります。

3月を決算期とする企業の場合、4月に上半期、10月に下半期がスタートします。そのため、その時期に合わせた入社を想定した時期に採用活動が活発になる傾向があります。4月や10月は組織再編や人事異動がある企業も多く、それに向けて人員計画を固めておきたい、という企業側の思惑もあります。

特に年度末となる2~3月は、翌年度の年間の採用スケジュールや採用予定数を定めることが多く、積極的な採用を企業も多くあります。

これらのことから、求人が多く出てるのは、4月の上半期スタートに向けた1月~3月、10月の下半期に向けた7月~9月とざっくり見積もることができます。

 

転職エージェントに登録するべき時期は【転職したいと思った時】

それでは、この時期に登録すればベストかというと、そう単純な話でもありません。

 

どうして【転職したいと思った時】に登録するのが良いか

転職エージェントではの求人情報を確認していると、毎週のように求人が更新されていることがわかります。新しく入る求人もあれば、採用する人材が決まり、掲載が終わるものもあります。つまり、今登録して求人だけでも確認しなければ、優良な求人を見逃してしまう可能性もあるということです。
書類の添削や面接対策など、実際に転職エージェントやキャリアアドバイザーからのサポートを受けるかどうかは、後からジャッジしても遅くはありません。まずは、あなたの希望に合う求人があるのかを確認するために登録してみることをおすすめします。

 

転職する3ヵ月前の登録では遅いかも

下記の記事でもご紹介していますが、一般的に転職活動の期間は3~4ヶ月程度となることが多いです。情報収集~応募~面接~内定までのステップを想定した期間となります。

しかし、実際には内定をもらってからすぐに入社!とはならず、獲得した内定企業からどこか1社に選んだり、退職交渉をしたり、有給消化したりするような期間もありますよね。少し長めに期間を取っておくことで、どこかのステップを焦って進めるようなことがなくなります。

また、転職希望時期の3ヵ月前に登録したとしても、その間に良い求人が必ず見つかって内定を獲得できる保証はないですし、求人が多く出る時期だからといって自分に合った求人が必ずあるとは限りません。
そもそもどんな求人があるのか、その中で自分が応募できる求人はどれなのか、まずは情報収集を始めることが重要です。

 

業界や企業、年齢によってもベストな転職の時期が異なる

先程、1月~3月、7月~9月は求人が増える傾向にあると言いましたが、これもあくまで全体的な傾向という話であり、個別具体の業界や企業に当てはまるわけではありません。中途採用に力を入れている企業であれば、時期に関わらず求人を出し続けているでしょうし、求職者の年齢によっても、ベストなタイミングというのは異なってきます。結局、この時期でなければ不利になる、というような決定的な根拠はないというのが結論です。ですから、時期にとらわれず、あなたが転職したいと思った時に転職エージェントに登録するのが良いと言えます。

 

転職エージェントには利用期限がある

とは言っても、転職エージェントもいつまでもダラダラと待ち続けてくれるわけではありません。転職エージェントにはサポート期限があります。例えば、「リクルートエージェント」は3ヵ月、「パソナキャリア」は6ヵ月と銘打っています。仮に公式サイトに記載がなかったとしても、大体の期限を設けているエージェントがほとんどのはずです。


「え?じゃあ今登録しても結局転職しなかったら使えなくなっちゃうの!?」と思われたが、ご安心ください。仮にサポート期限が切れたとしても、再登録するか再度サポートしてほしい旨の連絡をすればまた使えるようになります。

 

また、面談等であなたの話を聞き、キャリアアドバイザー側が「この人は現職に残った方が良いな」と判断すれば、そのように打診されることもあります。その場合は、サポート期限切れやサポート停止として扱われ、また転職したくなったら登録してくださいね、という扱いになります。ですから、サポートの期限切れを恐れてギリギリに登録するのではなく、まずは登録をして様子を見つつ、情報収集を始めていくのがいいでしょう。

 

転職エージェントの登録時期はあなたが思い立った時!

上述のように、転職エージェントの登録時期に特段の決まりはありません。いつでも登録できますし、サポート期限が切れても再開依頼の連絡をすれば再開してくれます。

しかし、変に迷って登録が遅れると、それだけ逃す求人も多くなることになります。結局どこのタイミングで登録しても逃すものは逃しているのであまりこだわりすぎてもいけませんが、気持ちはもう転職に傾いているのにむざむざと優良求人を逃すこともないですよね。それに、転職エージェントに登録したとして、キャリアアドバイザーから話を聞き、情報収集を始めてみて『やっぱり転職せず、現職でもう少し頑張ってみよう』と思えばその選択肢を取るのもいっこうに構いませんし、まともなキャリアアドバイザーならそれを尊重してくれるはずです。

あなたがより良い転職先を見つけるためにも、そして本当に転職するかどうかを、市場動向などから紐解くためにも、転職エージェントには頭に転職という文字が思い浮かんだらすぐに登録することをおすすめします。

 

まとめ

いかがでしたか?

今回は、転職エージェントへの登録時期についてお話しました。思い立ったらすぐに登録するべき!というような話が続いてしまいましたが、結局転職活動って「どれだけ思い切って突き進めるか」が鍵になります。あなたが今抱えている不安や不満を解消するためにも、一歩踏み出して転職エージェントへ登録し、相談や情報収集を始めてみてください。

 

余談ですが、転職エージェントに登録した後の面談って、エージェント側から日程を送ってきて、その中から選んで決めるのですが、売り手市場だとその煽りを受けて求職者が多く、非常に日程が押さえづらくなります。

私は2019年に2度目の転職をしましたが、エージェントに登録してから面談まで2週間近く待たされたところもありました。私の場合は転職への意向が強かったため、登録した後連絡が来るまでの期間や、面談まで待たされている期間が結構やきもきするんです(笑)

このような事態も見越して転職活動を進められるよう、スケジュールには余裕を持って取り組むようにしてくださいね。

 

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転職エージェントは複数登録すべき!その理由とメリット・デメリットとは

転職エージェントは複数社併用して利用するのが鉄則。

 

というのが、転職エージェントを利用した転職活動で重要なことです。今回はその理由、エージェント複数利用のメリット・デメリットについてご紹介したいと思います。

 

 

何故転職エージェントを複数利用するべきか

転職エージェントを複数利用するべき理由を端的に言うと、良いエージェント・キャリアアドバイザーに出会える確率が上がり、転職成功率を高められるからです。

 

エージェントは複数登録するべき!、というのはよく聞く話ですが、それが絶対というわけではありません。1社目でとても良いアドバイザーに出会うことができれば、無理に掛け持ちする必要はないのです。

ただ、ほとんどの場合「良いアドバイザーか否か」は実際に面談に行って、比較してみないとわかりません。そこで、複数社登録しましょう、ということになるのです。

 

それでは、エージェントの複数利用のメリット・デメリットについて、もう少し細かくご紹介したいと思います。

 

転職エージェントを複数利用するメリット5選

自分に合う転職エージェント・キャリアアドバイザーと出会える

一口に転職エージェントと言っても、その特性は様々ですし、所属するキャリアアドバイザーも十人十色です。経験や知識・正確などによって当然あなたへの求人提案の内容やアプローチは違いますし、純粋に相性が良くない場合もあります。

 

また、エージェントその他の人材紹介ビジネス業界は、人の出入りが非常に多いのが常です。試しにアドバイザー自身のキャリアについて聞いてみると、他業種からジョブチェンジしてきた人がほとんどでしょう。

例えば、元SEがIT業界専門のアドバイザーになれば、業界知識があり、求職者のスキルについても理解しやすいので、このような人材をアドバイザーとして活用することは、ある意味理に適っていると言えます。

 

しかし、裏を返すとアドバイザーが異業種から転職して間もなかったり、未熟なケースはしばしばあります。この業界では、3年程度続けていればベテランという世界です。つまり、十分に経験があり、あなたが転職したい業界職種の知識が豊富なアドバイザーが担当に付けば、ラッキーと言えます。

中には、そこまで経験はないが、情報を自ら収集し、企業や求職者にとって満足度の高い採用活動、転職活動ができるよう努力する優秀なアドバイザーもいます。

また、能力の有無というより、求職者にとって「相談しやすい」「安心して話せる」などの理由で信頼されるアドバイザーもいるようです。転職は人生の一大イベントにも関わらず、周囲の人には話しづらい側面もあります。そのような意味では、そのタイプのアドバイザーも有り難い存在と言えるでしょう。

 

このように、1つのエージェントでも様々なタイプのアドバイザーが所属しています。また、所属するエージェントの社風などもそれぞれ異なっており、その社風によってアドバイザーの特性が左右されることもあります。

 

そのエージェントにしかない非公開求人がある

転職エージェントが保有している求人は、その会社の営業担当が集めてきた求人ですので、登録するエージェントによって異なります。また、企業の採用担当とキャリアアドバイザーとの間でコネクションがあれば、そのアドバイザー独占の求人が公開されていることもあります。

一般的に、大企業や人気企業ほど、競合に採用求人を出していることや条件を知られたくない、応募人数を絞りたい、といった事情を抱えているものです。つまり、企業側から多くのエージェントにみだりに求人を出すことは考えにくく、同じタイミングで求人を出すのは数社程度に絞っているはずです。

つまり、非公開求人は、各エージェントが独自性が高いものを抱えているケースが多いということです。複数のエージェントを利用することで、表には出てきにくい好条件の求人を紹介してもらえる確率を上げることができます。

 

併用した分だけ求人が増え、選択肢が増える

転職エージェントを複数利用すれば、当然紹介される求人の量が増えます。そして、全く同じ内容でエージェントに情報を登録し、依頼したとして、そのエージェントの特性、キャリアアドバイザーの捉え方やタイプによって、紹介される求人は様々なタイプに広がってきます。

また、転職活動においては、紹介された求人を出している企業のオファー待遇、職務内容、規模など、たくさんの中から比較検討することが必須です。複数のエージェントから多くの情報を得ることができれば、それだけインプットが多くなり、判断基準を作りやすくなります。

転職活動は情報を如何に駆使するかで成功するか否かが決まってきます。この戦いに勝つためにも、複数のエージェントからの情報を集めをし、活用できるようにしておくべきです。

 

様々な視点からの意見を聞ける

転職エージェントに登録し、最初にキャリアアドバイザーと面談をする時、転職活動に際してあなたが希望条件として出したいこと、現在の状況や、不安に思っていることを是非話してみてください。あなたが3社のエージェントに登録したとしても、そこで返ってくる答えは三者三様です。

それによって、あなたは様々な意見やフィードバック、アドバイスを聞き、自らの転職活動の肥やしとすることができます。基本的には、生涯で数回しか転職しない我々よりも、何百何千という求職者を捌いているエージェントの方が客観的な情報は持っているはずです。是非、複数のエージェント・アドバイザーから意見を引き出してみてください。

 

転職エージェントを複数利用するデメリット

転職エージェントへの登録や面談に時間がかかる

転職エージェントに登録すると、まず対面での面談を行う、というところがほとんどです。そのためには、指定された場所へでかけていかなければなりません。そうすると、移動時間や面談時間がかかります。だいたい1回の面談+移動時間で3時間程度でしょうか。仮に簡易的に電話面談にしたとしても、1時間はかかるはずです。これを複数社行うと、×登録社数となりますので、結構な時間になります。

ぐずぐずしていて転職へのモチベーションが下がってからこれをやろうとするとこの上なく億劫になってしまうので、転職活動初期のモチベーションが高い時期に登録を済ませておきましょう。

 

キャリアアドバイザーとのコミュニケーションに時間を取られる

複数の転職エージェントを利用すると、当然複数のキャリアアドバイザーを連絡を取り合うことになります。それが億劫に感じられる場合もあると思います。

エージェントに登録する時、または面談時や事後のアンケートの時に、エージェントとの連絡のとり方について尋ねられることがあります。

ここで、自分がストレスと感じない連絡の方法を取ってもらうよう、約束を取り付けておきましょう。特に、現職がある場合、勤務中に電話が鳴ると「エージェントからの電話か!?合否連絡か!?でも今は出られない…」と気を揉んでしまうものですから、落ち着いてコミュニケーションを取れる方法を決めておいてくださいね。

 

日程調整が煩雑になる

複数の転職エージェントから多くの求人を紹介してもらえるのがいいのですが、企業の面接が次々と決まるような幸運な状況になった時、日程調整が難しくなるのも一つのデメリットと言えます。

キャリアアドバイザーは他社のエージェントに取られまいと早めの日程にするよう、急かしてくる場合もあると思います。そのように迫られると、人間結構焦ってしまうものです。

対策としては、現在応募している企業の中で、優先順位をはっきり決めておくことです。1位~3位は絶対。できれば6位くらいまで。ここはエージェント側ではコントロールできない部分なので、あなた自身がよく考えて決めてください。くれぐれも日程調整を疎かにしてすっぽかしたり、ダブルブッキングしたりすことのないよう、注意してくださいね。

 

転職エージェントを複数利用する時の組み合わせ

複数利用しましょう、とは言っても、どこでも良いから複数登録しよう、というわけにはいきません。ある程度狙いを絞っておく必要があります。色々考え方はありますが、筆者のオススメは【総合型2社+特化型1社】です。特にIT業界のような専門性の高い業界では、総合型で広く情報や求人を収集しつつ、特化型で詳しい企業情報や選考対策情報を集めることが有効と言えます。

 

転職エージェント複数利用時の注意点

転職エージェントを複数利用する際の注意点をこちらの記事にまとめています。是非チェックした上で臨んでください。 

www.rikuhiro.com 

まとめ

いかがでしたか?

今回は転職エージェントを複数登録するべき理由と、そのメリット・デメリットについてご紹介しました。転職活動を成功させるために、エージェントの複数利用が如何に有効であるかがおわかりいただけたかと思います。

複数のエージェントを利用することで、自分に合ったエージェントやキャリアアドバイザーを見つけ、是非転職を成功させてください。

 

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転職エージェント利用時の注意点!知っているか否かが転職成功の鍵を握ります

転職エージェントを利用した転職活動について、本サイトではこれまで多くの記事で触れてきました。実際、転職エージェントでは上手く使えば心強い味方となります。

しかし、転職エージェントを利用する際には、押さえておくべき注意点がいくつかあります。今回はその注意点について、ご紹介したいと思います。

 

 

転職エージェントを使えば転職成功は絶対という誤解に注意

初めに転職エージェントについて認識していただきたいのは、多くの求人や情報を持ち、アドバイスも受けられる、頼りになる存在ではあるものの、利用すれば100%転職が成功するものではないし、絶対的な存在ではないということです。
また、転職エージェントの思惑を正確に理解し、言われたことを鵜呑みにしないこと、そして自分の考えや希望とのミスマッチがある場合ははっきりと伝えること、これらがとても重要です。以下で詳しく説明していきます。

 

必ずしも転職エージェント経由で転職をする必要はない

転職エージェントに登録したからといって、登録したエージェントの中から絶対にどれかを選んで転職をしなければならないという決まりはありません。もし、途中で転職サイト等の良い求人を見つけたら、そこに応募しても良いのです。


また、企業への応募は求人票、企業の情報を見て、自分が「ここならマッチする」と思える企業に入社するのが鉄則です。

  • そんなに意欲が高くもなかったけど、キャリアアドバイザーに押し切られた
  • アドバイザーが自分に合ってると言うのだからそうなんだろう
  • 転職エージェントに登録したから必ず紹介求人の中から決めなければならない

というような形で応募する企業や入社する企業を決めないようにしましょう。

大切なのは、自分で考えて決断するです。


転職エージェントはあくまであなたをサポートする存在であるということを、常に忘れないでください。

 

企業情報を鵜呑みにしてはいけない

転職エージェントは、企業側の担当者やそのエージェント経由で実際に入社した人などから、情報を手に入れています。キャリアアドバイザーに頼めば、あなたが応募する企業の情報の一部を提供してくれるでしょう。

転職エージェントから提供される情報の中には、正確でないものもある

しかし、その情報の多くは企業の担当者から受け取っていたり、入社間もない人から受け取ったものであることがほとんどです。会社の内情には、ある程度の期間働いている人にしか分からないものもありますし、企業側から転職エージェントにされている説明が実態と違うことも有り得ます。説明会で良いことしか言わないようなものです。

 

また、大手のエージェントでよくあるのが、求人集めのために企業に営業する部隊と、求職者へのサポート業務を行うアドバイザー部隊が、分業制で別々の状態です。この2つの部隊の連携がしっかりできないと、少々ずれた情報がキャリアアドバイザーから求職者に伝わることもあります。

アドバイザーが、あなたの応募企業に対してあまり知識がないとか、ピントがずれた情報しか提供してこないようなことがあれば、応募企業の営業担当に確認するよう、依頼してみましょう。

 

エージェントから提供される企業情報は公開されていないものも多く、とても有用ですが、このような例もあります。そのため、鵜呑みにはせず、別の方法で情報を探ってみることも大切です。

自分で企業情報を収集する方法

自分で企業情報を探るのに役立つのが、企業の口コミサイトです。その会社で今現在働いている人、過去に働いていた人が、その企業の何に満足し、何を不満に感じていたかを投稿し、公開されます。企業を絞り込む際には、これらのサイトもチェックしてみてください。これにより、入社前後のギャップを減らすことができるはずです。

 

代表的なサイトは「Openwork」「カイシャの評判」「転職会議」です。Openworkが投稿数最多ですが、この3サイトは一通りチェックしてください。

 

ミスマッチな求人を紹介されることがある

求人紹介が開始された後、何社か不採用が続いたりすると、「これではどこにも内定がもらえないかも…」というような不安に襲われることがあるかもしれません。

ここで隙を付くように、「応募だけでもしてみませんか?」のようにでキャリアアドバイザーから求人を紹介されることがあります。

こういった紹介は、得てしてアドバイザー側のノルマ達成のための活動であることが多いです。ミスマッチな求人だなと思ったら、流されず断るようにしてください。(こいつチョロい、と思われたらそういうケースが増えるかもしれません)

 

応募企業の優先順位も転職エージェント側の都合が影響しやすい

転職エージェントは、あなただけでなく、たくさんの求職者をサポートしています。あなたが好感触だと思って選考に臨んでいる企業でも、同じような条件の他の求職者が同じエージェントを使って応募しているもあります。

この場合、エージェント及びキャリアアドバイザーは、2人ともその企業に入社させたい、と思うものですが、仮にどちらかの求職者が他の企業から内定を獲得したりすると、エージェント側で勝手に優先順位付けをしてしまう場合もあります。

応募企業の内定を獲得すると、内定承諾書にサインをして承諾するのですが、この期限はエージェントと企業側で協議して設定することもあります。これを良い具合に調整し、あなたとライバルの間で内定を調整しようとする場合があります。

 

少々ややこしい話ですが、あなたが損をしないためには、今応募している企業の中で、どこが第1希望、第3希望、第3希望なのかを明確にし、アドバイザーにはっきり伝えておくことが大切です。そして、他企業の選考を受けるために内定承諾書の期限を調整してほしいというような要望がある場合には、それもはっきりキャリアアドバイザーに意思表示しましょう。

もし、上記のようなことをアドバイザー側から尋ねてきてくれれば、その担当者はある程度信頼できると言えます。

 

複数の転職エージェントから同じ求人に応募できない

複数の転職エージェントを同時に利用する場合に注意しなければならない点です。

2社以上の異なるエージェントから、同じ企業の同じ求人に応募することはできません。これをやらかしてしまうと後々トラブルになる可能性が高く、最悪内定を獲得したのに取り消し…なんて事態になりかねません。また、キャリアアドバイザーからの心象も悪くなってしまいます。

転職活動の開始時に、キャリアアドバイザーに複数のエージェントを利用していることをきちんと伝えておくことが大切です。

 

転職エージェントは基本的に年収の高い企業に転職させたがっている

転職エージェントは、転職者が内定を獲得し、実際に入社した時に、入社先の企業から転職者のオファー年収の30%程度を受け取ることで、売り上げを立てています。

つまり、転職者であるあなたがより年収の高い求人で内定を獲得すれば、その分転職エージェントは高い売り上げを立てられるわけです。基本的には、キャリア不相応に年収が高い求人に応募しても通過可能性は低いので、そう気にする必要はないのですが、キャリアアドバイザーは年収の高い求人で入社を決めてほしいと思っていることを頭に入れておいてください。

それを理解した上で、紹介された求人が自分にはハードルが高いと感じたときには、アドバイザーにその旨遠慮なく伝えてみてください。

 

その遠慮が今後の人生を左右する

相手の反応を気にしすぎる人に多い傾向ですが、転職という人生の大イベントにも関わらず、自分の希望や意見を述べることを遠慮する人がいます。
これは決して物事を良い方向には運ばず、キャリアアドバイザーと認識が食い違ったり、あなた自身は腹落ちしていないのに転職活動が先へと進んでしまったりすることが起こります。

これでは、あなたが現状を変えようとせっかく決断した転職活動も、はっきり言って台無しです。言うべきことは言う、疑問に思ったことは聞く、断るときはきっぱり断る。この基本は必ず守ってください。

 

また、担当のアドバイザーと相性が合わない、紹介求人が希望とミスマッチ等の理由で、アドバイザーを変えたい場合は、担当者変更を申請したり、他の転職エージェントを利用するといった判断も重要です。空気が悪くなるのが嫌だからこれで我慢しよう…

 は大概悪い結果を呼びますので注意してくださいね。

 

面接対策は入念にすること

企業に応募する際の応募書類は、時間の限り推敲できますし、キャリアアドバイザーにチェックしてもらうことで、完成度を上げることも可能です。しかし、面接は当然本番だけの一発勝負となります。

ぶっつけ本番でも問題なく話せる人も中にはいますが、多くの場合、限られた時間の中で、自分の実績や魅力を存分に伝えるためには、事前の準備が必須です。


転職エージェントは面接対策もサポートのうちですが、模擬面接に対応してくれる場合もあります。
実際にどんな質問をされるのか、受け答えや表現をどうするのかなど、試行錯誤し、且つフィードバックを受けられる良い機会です。人前で話すのが苦手な人や慣れていない人は、是非利用しましょう。

模擬面接は時間を取られるため、アドバイザー側から打診されることはないと思います。必要なら、あなたからアドバイザーに依頼してください。

 

キャリアアドバイザーからのフィードバックを重要視すること

キャリアアドバイザーからの何かしらのフィードバックは次に活かすことが大切です。これは、仕事でレビューを受けたり、資格試験の問題解説を読むようなものです。

ここでいうフィードバックとは、模擬面接の後や、企業面接後にアドバイザーから伝えられるものが該当します。これらのフィードバックはあなたの中で正確に理解する必要があります。このフィードバックに疑義がある場合は、必ず質問して腹落とししてください。

そして、「次はこうしてみよう」とブラッシュアップすることを忘れないでください。これができないと、何度も同じ失敗を繰り返したり、応用が利かない事態が起こりえます。

 

まとめ:複数の転職エージェントに登録し、比較検討すること

このように、転職エージェントはあなたの転職活動にメリットをもたらしてくれる反面、注意すべき点もそれなりにあります。その度合いも、エージェントやキャリアアドバイザーによって様々です。ですから、いくつかのエージェントに登録し、比較検討することが必須です。

 

実際に複数のエージェントに登録するとわかりますが、複数のアドバイザーによる意見から、より客観的な自分の市場価値が見えてきます。そして、自分がどんな企業から求められる人材なのかが理解できるようになります。

また、アドバイザーに対しても客観的な評価ができるようになります。

「A社の人の言ってることはよくわからないが、B社の人は適格なアドバイスをくれる」
「B社は大手でキャリアアドバイザーも素晴らしい。C社の人は中小だけど親身になってくれ、相談もしやすい」

等々、並べて比較することで、それぞれの特性が見えてきます。

 

このような比較による評価は、転職エージェントそのものよりも、キャリアアドバイザーに起因することが多く、「転職エージェントの評判」を調べてもなかなか見つけづらいものです。ですから、あなた自身がアドバイザーと対峙して判断する必要があります。自分に合ったエージェント・アドバイザーを見つけ、是非転職を成功させてくださいね。

 

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文系SEりくひろの転職体験記#2-4「完全NG!?DODAエージェントとの面談」

 ※前回の記事はこちら

www.rikuhiro.com

 

 

1.DODAエージェントとの面談開始

前回のリクルートエージェントとの面談から数日挟んで、今度はDODAからエージェントとの面談を設定しました。前回の転職活動では、DODAエージェントからの紹介で良い企業に出会い、入社できましたし、こちらも大手なので情報量はあるはずと、私は期待を持って面談に向かいました。

こちらも以前は名古屋駅のJRセントラルタワーズに入居していたと思いましたが、現在は建て直した大名古屋ビルヂングに入居しています。こちらも作ったばかりのオフィスのようで内装はピカピカでした。

 

担当についてくれたのは、40代半ばかな?というくらいの男性、「私も元SEなのでお力になれると思いますよ」とのこと。色んな業界の人を呼んで業界専門のキャリアアドバイザーにしてるということのようです。

 

面談が始まって最初の質問は「転職をお考えになったのは何故ですか?」でした。大体どこも最初はこの質問です。これに対し、私はリクルートエージェントでの面談時と同様に、以下のことを次のステップで実現したいことと考えており、尚且つそれが現職では難しいことと、これが転職の軸、応募企業の要件であることを伝えました。また、応募企業群として以下のような企業を考えていることも、合わせて伝えました。

 

①応募企業の要件 

  • 億単位の大規模案件に携わり、将来的にマネジメントを担うことができること
  • 新しい技術のキャッチアップを案件や研究として実施できること
  • 顧客のIT戦略の立案から携われること

②応募企業群 

  • 元請けSIer
    exp)富士通、日立製作所、NTTデータ、NRI、NEC、CTC、ISID、SCSK、NSSOL etc.
  • コンサルティングファーム(ITコンサルタント職) ※特に狙いたい企業群
    exp)アクセンチュア、BIG4、アビーム、クニエ、日立コンサルティング etc.
  • その他エージェントのおすすめ企業

 

そして、ここでも私の市場価値を客観的に見た場合、上記のような企業群への入社が現実的なのかどうかを探るため、

③通過可能性 

も気を遣わずにはっきり教えてほしいとお願いしました。

 

 

 

2.キャリアアドバイザーからのコメント

 「なんか、本音が見えない」というのがキャリアアドバイザーの最初のコメントでした。

 

キャリアアドバイザーが転職理由を信じない?

りくひろ「どういう意味ですか?」

特に後ろめたいこともないのに、嘘ついて何を隠すんだよと私は既にここでちょっとイラッとしていました(笑)

アドバイザー「転職ってさ、現職に何か不満があってするものだと思うんですよね。そこがよく見えないんですよ、今の話じゃ」

りくひろ「これから目指したいキャリアを現職では実現できないことと年収UPしたいことが理由ですし、それ以外はありませんが、何が足りませんでしたか?」

アドバイザー「足りないとか嘘ついてるとかいうんじゃないんですよ。転職理由にネガティブな部分が見えないのはおかしいと思うんです」

りくひろ「(何言ってんだコイツ…)私の転職理由にあなたが納得しないとサポートできませんってことですか?」

アドバイザー「いやそういうわけじゃないんですけど」

じゃ、どういうことだよ(#^ω^)

 

ひとまず最後まで話をしてみる

りくひろ「(怒らない怒らない…)」

りくひろ「じゃあそれはもう良いです。通過可能性についてはどうですか?客観的に見てこれら(②)の企業群に応募したときに、過去の応募者の学歴や経歴と比較して内定がもらえる見込みはありますか?」

アドバイザー「それはあると思いますよ!学歴・経歴・年齢的にもばっちりだと思います!問題は転職理由ですね。あんな綺麗事だけでは通りませんよ」

りくひろ「(まだ言うかコイツ(#^ω^))

 

ここまで来て、私は『このオッサン、売り手市場の時期に転職適齢期でキャリアアップ年収アップの前向きな転職をしようなんていう、人生上手くいってる風の若い男が気に入らないんだな』と理解しました。

いいや、とりあえず情報だけインプットしておいて、アドバイザーは後で変えてもらおう』ということでその後の話を進めていきました。

 

※エージェントとの面談のオーソドックスな内容はこちらをご覧ください。

www.rikuhiro.com

 

その後、希望年収、勤務地、希望条件、転職時期、企業情報の提供など、今後のサポート方法についても基本私主導で話していたのですが、私の話に答えるときにいちいち鼻で笑ってから話し始めるので、めちゃくちゃ頭に来ました(# ゚Д゚)

りくひろ「(ダメダメ、密室の会議室で俺が怒鳴り始めたら、ただの恫喝だ。)」

と自分を言い聞かせ、最後まで話した後、プリプリ怒りながらオフィスを後にしました。

 

3.DODAエージェント面談総括

今回のDODAは全然ダメでした。転職理由が前向きすぎて気に入らないってなんやねん(# ゚Д゚)

というわけで、会議室でお説教しなかった代わりに面談後のアンケートでボロクソに書き、「あの方がサポートに付かれるのなら、今回は御社は利用しません。」と書きました。なんだか時間を無駄にした気分でどっと疲れました。

翌日、オッサンアドバイザーの上司という女性のアドバイザーの方から電話があり、不誠実な態度であったことについて謝罪がありました。そして今後はその女性アドバイザーが担当してくださるとのこと。その場でしっかり話をしていなかったので、その女性アドバイザーが大丈夫な人かどうかわからなかったのですが、ひとまず対応はしていただいたので、じゃあよろしくお願いします、ということで、後日改めてヒアリングということになりました。

 

4.今回の教訓

  • ロクでもないアドバイザーは一定数存在する
  • このアドバイザー明らかにおかしい、と思ったらアドバイザーを変えてもらうこと。足を引っ張るアドバイザーと組んでいたら上手くいくものもいかなくなる
  • アドバイザーを変えても改善されないようなら、。別のエージェントを利用することを検討する

 

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文系SEりくひろの転職体験記#2-3「リクルートエージェントとの面談」

 ※前回の記事はこちらwww.rikuhiro.com 

 

1.リクルートエージェントとの面談開始

転職エージェントとの面談、1発目はリクルートエージェントです。前回の転職活動では、私としては全く存在感がなかったのですが、そう言っても大手の情報量は強いはず。ということで、名古屋駅のJRセントラルタワーズに入居するリクルートエージェントのオフィスへ向かいました。オフィスが入居するのは42階の超高層階。美しい内装のオフィスに少々緊張しつつ、面談室に向かいました。

 

リクルートエージェントで担当についてくれたキャリアアドバイザーは、30代中盤くらいの、物腰柔らかな雰囲気の女性でした。面談の内容は非常にオードソックスなものでした。

※転職エージェントとの面談で確認する内容についてはこちらの記事をご覧ください。 

www.rikuhiro.com

それと同時に、①応募企業の要件と②応募企業群について伝えました。

(詳しくは本記事上部の前回記事をご覧ください。)

 

①応募企業の要件 

  • 億単位の大規模案件に携わり、将来的にマネジメントを担うことができること
  • 新しい技術のキャッチアップを案件や研究として実施できること
  • 顧客のIT戦略の立案から携われること

②応募企業群 

  • 元請けSIer
    exp)富士通、日立製作所、NTTデータ、NRI、NEC、CTC、ISID、SCSK、NSSOL etc.
  • コンサルティングファーム(ITコンサルタント職) ※特に狙いたい企業群
    exp)アクセンチュア、BIG4、アビーム、クニエ、日立コンサルティング etc.
  • その他エージェントのおすすめ企業

また、私としてはキャリアアップを図りたい、且つ、今の自分ならこのレベルの企業を狙えるのでは、という気持ちから上記のような要件を出していたのですが、ひょっとしたらそれは大きな勘違いで、私が思い上がっているだけかもしれない、という懸念もありました。そこで、

③通過可能性 

 についても合わせて尋ねました。要するに、私のような学歴、経歴、スキル、年齢の人間が、過去に②のような企業群に通過した実績があるかどうか、私自身がそれらの企業に通過する見込みがあるか、ということです。全く身の程知らずですよということなら、転職自体を見直す必要があるかもしれないので、はっきり教えて欲しい、と伝えました。

 

2.キャリアアドバイザーからのコメント

 キャリアアドバイザーの女性は、私の話を一通り交えて聞いた後、以下のようなことを告げて来ました。

 

転職市場での市場価値について

プログラマー→ユーザー系企業での上流SEと、順調にキャリアアップしている。転職理由が前向きで良い。年齢も29歳(当時)と、どの企業も欲しがっている年齢層なので、需要は大きい。

 

→リーマンショック+東日本大震災の影響で新卒採用が極端に少なかった年の新卒生だったため、層が薄く、各企業確保に躍起になっていたようです。

 

応募企業群について

コンサルティングファームや元請けSIerへの入社も、りくひろさんの年齢経歴の方なら実績はたくさんある。私の感触としても全く問題ない。ただ、コンサルは未経験なので、対策は必要。

 

→30代以降、特に30代後半以降になると、コンサルへの転職は何かしらの専門領域を求められることが多いが、29歳なら問題なく、また現職や前職のSEとPGとしての知識も専門領域の知識として認められる可能性が高いとのことでした。

 

希望年収について

700万という希望年収は、特別高いとは感じない。そのまま言ってもらって大丈夫。ひょっとしたら、りくひろさんくらいの方だと欲しがられて金額を上げてくるところもあるかもしれないが、その時はまた相談。安直にオファー金額だけに飛びついてはいけない。

 

企業情報・選考に関する情報提供

その後、私が応募したいと言っていた企業群の情報を、リクルートエージェントでの過去の紹介実績を基に資料にまとめたものを、企業毎の概要と合わせて印刷して提供してくれました。

また、コンサルティングファームの選考時には、未経験者向けには通常の適性検査と別に「フェルミ推定・ケース面接」というものが課される場合があるということを教えてくれ、対策本として人気の書籍まで紹介してくれました。このフェルミ推定・ケース問題については恥ずかしながら事前の情報収集不足で知らなかったため、非常に助かりました。

 

転職開始時期

面談が行われたのは11月でしたが、「年内12月中旬くらいまでに職務経歴書などの書類を整え、年内~年始にかけて応募を始めよう。年明けくらいから各企業の中途採用活動も活発になるはず。それまでは情報収集やケース面接対策にあてると良い」とアドバイザーから提案されました。

一般的に企業の中途採用活動は、半期終わりの1~3月頃と、7~9月頃に活発になるということは私も知識として持っていたため、このスケジュール感には違和感なかったため、提案どおりにいくことにしました。

 

転職先企業の勤務地

さて、問題はここでした。

上記で挙げた応募企業群は、ほとんどが東京採用のもの。しかし、当時私が住んでいたのは名古屋。東京採用の求人に応募して内定が決まったら、東京に移住しなければなりません。名古屋採用のものも中にはありましたが、空前の売り手市場の中でも、やはり東京に比べると数は圧倒的に少ないという状態でした。

 

しかし、当時私には交際1年ほどになる女性がいました。彼女は区役所職員で地方公務員だったため、もし私が東京に行くとなれば、別れるか仕事を辞めてもらわなければならないことになります。その旨もアドバイザーには伝えておきました。

 

アドバイザーは

「りくひろさんのやりたい仕事を追求すると、どうしても東京の方が求人が多くなる。きっと次の会社でも仕事ができるようになって、また転職ということもあるかもしれない。そうなった時に東京に出るよりは、今出たほうが負担が少ないかも。

一方で、男性の中にはりくひろさんと同じ選択を迫られる人もいて、最終的にパートナーを選んで地元に残る人も多い。『仕事は代わりが聞くけど、パートナーは1人しかいません』と言ってね。これはもう私が言い及ぶことではないので、彼女さんとしっかり話し合ってキメて欲しい」

と、至極真っ当のコメントをくれました。これは持ち帰って彼女と話し合わなければなりません。

 

3.リクルートエージェント面談総括

前回の転職活動時は、リクルートエージェントのアドバイザーは非常に胡散臭い人物だったため、少々不安を覚えていましたが、結果的に、この面談では想定していた以上の収穫がありました。アドバイザーは、真摯に話を聞いてくれ且つ、言うべきことははっきり言ってくれて、その内容は非常に参考になりました。

面談の席で具体的な応募求人のイメージのすり合わせまですることができたので、その後紹介される求人も希望にマッチしたものばかりでした。このアドバイザーは優秀な方だったと思います。

 

4.今回の教訓

  • 転職エージェントは良いアドバイザーに当たると実に頼りになる
  • 面談では、自分の市場価値や年収相場感をオブラートに包まずはっきり言ってもらう方が良い。変な勘違いをしていると転職活動が長引くリスクがある。
  • こちらの話をしっかり聞いた上で、アドバイスやその後の話し合いをしてくれるアドバイザーか否かをしっかり見極める。アドバイザーとの意思疎通のスムーズさによって、その後の転職活動の成功具合も変わる。

次回はDODAエージェントとの面談についてお話します。

またひと悶着あったんだな、これが…(笑) 

 

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文系SEりくひろの転職体験記#2-2「転職エージェントへの登録と面談事前準備」

 前回の記事はこちら

www.rikuhiro.com

 

1.事前準備

前回の記事で綴ったところまでで、転職活動の開始を決めた私ですが、今回も前回と同様、転職エージェントを利用しての転職活動を検討していました。それに向けて、以下のことを行いました。

  • キャリアの棚卸し
  • 応募企業の要件設定
  • 応募企業群の設定
  • 希望年収の設定

キャリアの棚卸しは、職務経歴書記入時に行うこととし、他の3つは以下のように検討しました。

①応募企業の要件

所謂転職の軸です。事前に決めておくとエージェントとの話がスムーズに進みます。

  • 億単位の大規模案件に携わり、将来的にマネジメントを担うことができること
  • 新しい技術のキャッチアップを案件や研究として実施できること
  • 顧客のIT戦略の立案から携われること

②応募企業群

受けたい企業群をイメージしておくと、キャリアアドバイザーに求人紹介のイメージを持ってもらいやすくなります。

  • 元請けSIer
    exp)富士通、日立製作所、NTTデータ、NRI、NEC、CTC、ISID、SCSK、NSSOL etc.
  • コンサルティングファーム(ITコンサルタント職) ※特に狙っていた企業群
    exp)アクセンチュア、BIG4、アビーム、クニエ、日立コンサルティング etc.
  • その他エージェントのおすすめ企業
    現職のAMS社も、転職活動開始時には名前を知りませんでしたが、結果的に良い転職が出来ました。その実績から、エージェントが紹介してくれる企業の中にも良い企業があるかもしれない、という期待がありました。

 

③希望年収

事前に自分の中で希望年収を決めて持っておくと良いです。きちんと設定しておかないと、焦って面接のたびに違うことを言ってしまい、辻褄合わせに苦労する羽目になりかねません。

  • 700万円
    →AMS社退職時の年収は600万円弱なので、100万円強のアップを目指す

 

2.転職エージェントの選定、登録

次に転職エージェントの選定を行いました。

大手エージェント(総合型)

今回は、比較的大手企業を狙おうとしていたこともあり、大手企業に多くの転職者を排出しているであろう、大手エージェントへの登録は外せません。そこでまず、以下の2社に登録しました。前回と同じラインナップです。

大手エージェントの強みは、なんと言っても大量の転職者を捌いているが故の情報量です。面接に落ちた人、通過した人、内定を獲得した人、実際に入社した人等、過去の履歴から多くの転職者の情報を提供してもらうことができます。今回の転職活動では、大手企業を相手にしようと考えていたこともあり、ここは大いに期待できるところでした。また、大手企業もこのような大手エージェントには非公開も含めて求人を多く出しているはずであり、できるだけ漏れのない形で求人を紹介してもらえるだろうという目論見もありました。

 

中小エージェント(特化型)

また、今回は特にコンサルティングファームのITコンサルタント職をメインに狙っていたため、コンサル専門のエージェントも1社登録したいと考えていました。大手のエージェントは、情報は多く持っているものの、あくまで広く浅くサポートするスタイルのため、コンサル業界未経験の人間に対するフォローが薄いのではと予想したためです。

コンサル業界を専門にした特化型エージェントに1社登録しておき、コンサル業界ならではの選考対策や、企業毎の傾向についての情報が欲しいと思った私は、ネットでの様々な評判を見比べた結果、

に登録しました。

 

3.面接事前準備

ここからの面談の事前準備は、前回の転職活動と同様です。

※前回の転職活動時の事前準備についてはこちらの記事をご覧ください。

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面談日程設定

登録すると、3社とも翌日には連絡がありました。リクルートエージェント・DODAの2社は名古屋駅近くにあるオフィスでの面談、アクシスコンサルティングは名古屋にオフィスがないため、電話面談を行うことになりました。普通、電話面談のみの対応と言われると少し怪訝に感じるところですが、中小ですと地方にはオフィスがないことが殆どなので、これは仕方がありません。

2018年11月当時は、売り手市場化が加速しており、エージェントへの登録者も相当数に上っていたようで、面接枠それも土日の枠はかなりの争奪戦という状態でした。私は何とか平日に時間を作り、名古屋駅へ出向いて面談を受けることにしました。面談の順番はリクルートエージェント→DODA→アクシスコンサルティングとなりました。

 

職務経歴書作成(キャリアの棚卸し)

前回と同様に、事前に職務経歴書を記入し、面談に持っていくことになりました。すべて最初から書き直す必要は無く、前回の転職活動時に前職の経歴について仕上げたところはそのまま流用します(変わってたらおかしいです 笑)。そして、AMS社での経歴を追加します。

 

※AMS社での経歴はこちらをご覧ください。

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この時、ちょうど仕事が忙しくなってくるタイミングだったため、終電近くまで仕事をして、帰ってから転職活動準備をするというような生活になっており、睡眠時間が3時間程度となっていました。それが後々ちょっとしたトラブルを引き起こすのですが、それはまた別の機会にお話します。

こんな調子で何とか事前準備をすべて終えた私は、転職エージェントのキャリアアドバイザーとの面談に臨むことになります。各エージェント毎にどんな対応だったか、どんな話をしたか、どんなアドバイスをもらったかなど、次回の記事で詳細にお話します。

 

4.今回の教訓

  • 転職エージェントとの面談をするにあたっては、キャリアの棚卸し、転職の軸設定、応募企業群の設定、希望年収の設定などを事前にしておくと話がスムーズに進む。訂正や補足が必要ならエージェントのアドバイザーがしてくれる。
  • エージェントの登録は、大手と中小を組み合わせると、求人数の確保と手厚いサポートの両方を得ることができる。(ただし、日程調整等は多少煩雑になる)

  

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転職エージェントの裏事情!上手く利用するための方法とは

転職エージェントを利用した転職活動に興味があるが、どうしても転職エージェントに対する疑念が拭えない!という方、いらっしゃるのではないでしょうか。今回は、エージェント側の策略に惑わされずに転職を有利に進めるため、エージェントの裏事情をご紹介します。

 

 

転職エージェント登録時の裏事情

転職エージェントにあなたが登録を行うと、登録された内容を基にあなたの情報を簡単に確認されます。その結果、あなたに以下のようなパターンの連絡をします。

パターン1:対面面談の連絡

パターン2:電話面談の連絡

パターン3:面談しない旨の連絡

 

パターン1:対面面談の連絡

このパターンは、転職エージェント側が是非会いたいと思っており、優先度が高い求職者として扱われていると考えて良いでしょう。面談場所は転職エージェントのオフィスが最も多いですが、カフェやシェアオフィス等で面談を行う場合もあります。

パターン2:電話面談の連絡

転職エージェントのオフィスが、あなたが出かけて行ける範囲にあるにも関わらず、電話やオンラインの面談を連絡された場合には優先順位が低いかもしれません。

ただし、転職エージェントのオフィスが遠方の場合や、海外での勤務を想定した転職については電話・オンラインでの面談も多くあります。

ポイント

行ける距離なら、対面による面談を依頼してみてください。

対面で話した方が相手の印象にも残り、サポートの質が高まる可能性が高いです。対面で会いたいと依頼して断られることはよっぽどありません。万が一断られたら、エージェントの変更を検討して良いです。

パターン3:面談しない旨の連絡

このパターンは、転職エージェントから転職活動のサポートが難しいと判断されたとお考えください。転職エージェントは多くの求職者を擁するため、優先度の高い順からサポートします。そのため、見切られる人はどうしても発生します。

この場合、「◯◯様のご希望に合う求人がございましたらご連絡いたします」など、婉曲表現を使ってきますが、要はサポート不可ということです。

 

ただし、その転職エージェントで拒否されたからと言って、エージェントの利用そのものを諦める必要はありません。その他の転職エージェントや転職サービスを利用すれば受け入れられることは十分あり得ますので、気持ちを切り替えて臨んでください。

 

面談時の裏事情

面談は転職エージェントのキャリアアドバイザーが行いますが、彼らはあなたの職務経歴から、「経歴から見て厳しいけど、企業への見せ方次第で何とかなるか」「この辺りの求人なら紹介できるかな」というように、面談前にある程度見当をつけています。

しかし、あなたを正式に評価するのは無論面談の場です。面談で会ってみたら人柄が良かったとか、熱意が高かったとかで、あなたが希望する企業への紹介が少々厳しくても「頑張って推薦しよう」と心変わりすることもあります。

一方で、キャリアや年齢的にOKでも「紹介したら企業からの印象が悪化する」と判断されれば、エージェントの社内で、企業への紹介不可とされることもあります。

 

改善の見込みがある人は何とかして売りたい

あなたの年齢が若ければ、ビジネスマナーやコミュニケーション力に少々の問題があっても、面接前に研修を受けてもらった上で求人紹介を行うこともあるようです。

しかし、30代以降でビジネスマナーを弁えていない人や、アドバイザーの話を蔑ろにして一方的に自分の要望ばかり話す人、反対に反応が全く無い人など、紹介した企業への入社した後に問題になりそうなリスクを抱える人は、たとえ経歴が良くても紹介を断念します。

 

求人紹介の裏事情

キャリアアドバイザーが求人を紹介する時は、基本はあなたの希望と経歴に沿って選定しますが、アドバイザーが受け持つ求人案件の中で、優先度が高いものから順に紹介されます。「優先度が高い」とは、「転職者の紹介要請を受けて求人を預かっているにも関わらず、紹介できていない案件」ということです。

 

何故こういうことをするのかというと、多くの転職者を企業へ入社させると、その企業からその転職エージェント宛てに「非公開求人」を出してもらえるようになるからです。最近は転職エージェントが数多存在するため、設立直後の転職エージェントと契約する企業はとても少なく、大手エージェントに取られてしまうことがほとんどです。

そこで、第1段階の関門として「こんな人材を紹介してください」と企業側から課題を出されます。これをパスしないと、非公開求人をもらうことができません。取引先となる企業が人気企業であるほど、その傾向は強まります。

 

転職エージェントは企業へ名前を売って実績を作りたい

企業から求人案件を継続的にもらえるどうかは、転職エージェントの売上を大きく左右します。エージェントは、こういった得意先企業を多数持つことで、安定した売上を計上できるようになるため、新規契約企業に求職者を売り込み、入社させたい(=売上を立てたい)と考えています。

 

求人紹介で次のようなことがあり、不信感を抱く人もいますが、裏にはこのような事情が隠れているというわけです。

  • 希望条件に合わない、転職できる可能性が高い求人を紹介する
  • 転職を無理に促すアドバイザーがいる
  • 紹介求人数を重視するエージェント・アドバイザーがいる

これはあくまでエージェントやキャリアアドバイザー側の都合なので、紹介された求人が自分に合わないと感じた時は、付き合わなくて良いです。きっぱり断り、他の求人を紹介してもらうよう依頼してください。

 

面接対策の裏事情

面接対策は転職エージェントを利用する大きなメリットの1つですが、中には全く対策に乗り気でないキャリアアドバイザーもいます。

複数回転職経験のある方なら、企業の情報さえ受け取れば、自分である程度面接の受け答えを設計できるでしょうが、初転職活動の方は新卒時と勝手が違うこともあり、フィードバックを受ける方が断然良いです。希望の企業の内定を獲得するために、この対策をするか否かで大きく差が出ます。

面接対策でフィードバックをもらうべき3ポイント

  • 当該企業の面接評価ポイント、採用状況
  • あなたの志望動機、転職理由、将来のキャリア、経歴の整理
  • 一般的な面接でのマナー、タブー

面接対策は基本面倒くさい

よく「選考対策」をコピーしてに宣伝をしている転職エージェントがあります。実際に、応募書類の添削をする転職エージェントは多いです。

しかし、こと模擬面接となると、積極的に実施するエージェントはあまり多くありません。理由は単純、時間を取られるためです。フィードバックを含め、1-2時間程度かかるので、その時間を他の売上に繋がる仕事に充てたいと考えています。そのため、面接対策についてはあなたから積極的に依頼する必要があると考えてください。

 

企業面接後の確認連絡

企業の選考面接を受けた後、キャリアアドバイザーが確認連絡を入れてきます。その目的は3つあります。

面接後確認連絡をする3つの理由

  • 面接を受けた企業が、あなたの希望にマッチしているかどうかの確認(通過した場合、最終選考まで受けてくれるかどうか確認するため)
  • 次に紹介する求人の参考にするため
  • 転職活動の全体的な進捗を確認するため
    (主に他社エージェントの状況)

 

1つ目のポイントは、あなた本人に、面接を受けた上で、応募企業に対し納得感を持てたかどうかを確認する目的です。

もう一つの側面として、企業側へフィードバックする目的もあります。面接で企業から高い評価を受けた場合、当該企業は、あなたを他社にとられることなく自社で採用したいと考えます。そのため、フォローが必要な点があれば次回の面接時までに準備してくれます。その準備を、この確認内容を参考に行うのです。

 

2つ目のポイント。企業側の評価がどんなに良くても、あなた本人の入社意欲が低いと入社の可能性は低くなります。その時は、アドバイザーはマッチしそうな求人を追加提案する必要があるため、次に紹介する求人の参考として確認をするのです。

 

3つ目のポイントは、他社エージェント経由で応募した企業の選考状況を確認する目的です。もし、自社経由での応募企業の選考状況に遅れがあれば、選考中の応募企業を急かす必要があるのです。

 

内定→入社時の裏事情

あなたが見事内定を獲得したら、内定承諾の期限やオファー面談・年収交渉などを経て、最終的に入社する企業を1社に決定します。

 

入社する企業が決まったら、内定者であるあなたと企業とのやり取りがスタートし、入社手続を経て、晴れて入社当日を迎えます。

記念すべきあなたの入社日は、キャリアアドバイザーにとっては売上を確定させる日です。初出社の時間を過ぎた後、あなたが出社をしたことの確認が取れたら、あなたのオファー年収の30%前後を紹介料として企業に請求し、支払ってもらいます。

 

しかし、決められた時間に内定者が出社せず、音信不通状態だ、などの問合せが入ることもあります。理由は「ただの寝坊」や「出社日を勘違いしていた」という驚きの失敗から、「他のエージェント経由で内定した企業に出社してしまった」「そもそも転職するのをやめた」という常識を疑うものまで様々です。

 

そんなことになっては売上が計上できないばかりか、企業との関係も悪化するため、キャリアアドバイザーは担当した内定者の初出社の日は結構緊張しています。

 

入社後の裏事情

転職エージェントでは多くの場合、入社日の直前(1週間前くらい)、1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後というように間隔をあけ、「その後いかがですか?」というようにフォローを実施しています。親切と思うかも知れませんが、これにも裏事情があります。

 

転職エージェント経由で入社した人が、6ヶ月以内に解雇や退職ということになると、紹介料の一部をペナルティとして返金する必要があります。(期間はエージェントや企業によって多少違いがあります)

このため、概ね入社して6ヶ月後までは、入社後フォローということで定期的に連絡をしてきます。

 

まとめ

いかがでしたか?今回は、転職エージェント利用時の様々な裏事情についてご紹介しました。エージェントやキャリアアドバイザーの苦労が垣間見えたのではないでしょうか。エージェント側の事情も加味した上で、有利なサポートを引き出せるよう、転職活動に取り組んでくださいね。

 

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文系SEりくひろの転職体験記#2-1「2度目の転職活動に至るまで」

今回から、 「文系SEりくひろの転職体験記#2」と題し、私の2度目の転職活動について綴っていきたいと思います。また宜しくおねがいします!

今回はプロローグで、2社目でのキャリアと、転職に至るまでのエピソードをお話します。

 

1.2社目でのキャリアプラン

私は2016年6月、 転職体験記#1で入社を決めたAMS社に入社し、働いていました。

※AMS社入社までの経緯は以下の記事をご覧ください。

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この時点で、私が達成したい目標は、以下の3つでした。

  1. 顧客折衝や上流工程を担うプライムで行う仕事がしたい
  2. いつか億の仕事ができるSEになりたい
  3. もっと稼ぎたい

このうち、2番はAMS社の規模から難しいことは分かっていたので、3社目の企業に譲ることにし、1番3番を達成できるようにしたい、というのが私のAMS社での大きな目標でした。また、これを更にブレイクダウンした結果、AMS社では次の2つのスキルを身につける必要があると考え、これを基にキャリアプランを検討しました。

 

 ① 顧客折衝、上流工程を自分で完結させ、顧客の期待に応える力

 ② 小規模でも良いのでチーム、案件のマネジメントをする力

 

2.次の転職に向けたプラン

AMS社でのキャリアプランを立てると同時に、AMS社では上記1~3のすべての目標達成は難しいことが分かっている以上、あまり長居するわけにもいきません。よって、2度目の転職を視野に入れた向こう数年間のプランも練っておく必要がありました。

実際の企業選びは転職活動時に詳しくするとして、ここでは、3社目を選ぶポイントの設定をしました。それは以下の3つです。

  • 億単位の大規模案件を扱うことが出来る
  • 将来的に大規模案件のマネジメントを担うことができる
  • AMS社退職時よりもオファー金額が高い

 

3.転職時期の設定

働くうちに居心地が良くなってダラダラ働き続ける…なんてことがないように、最初にAMS社で働く期限を切ろうと考えました。この時点での設定は2020年上半期でした。

 

何故この時期に設定したか?

2016年当時は、2009年頃から続いていた新卒・転職市場の冷え込みから抜け出し、徐々に売り手市場に傾いてきている頃でした。私は、この先しばらくはこの傾向が続くと睨んでおり、売り手市場化の過熱に便乗して2度目の転職活動も終えてしまいたい、と考えていました。

当時の景気減退要素として考えられたものは2つで、【消費税増税(8%→10%)】【東京五輪終了】がありましたが、消費税増税の方は当時まだ時期が決定していなかったため、東京五輪終了でこの好景気が一段落し、売り手市場化もストップするのではと予測し、2020年上半期を目処に転職しようと考えたのです。

 

4.2社目でのキャリア

実際に2社目のAMS社で経験した業務は以下のようなものでした。

  • 金融系基幹システムリプレイスプロジェクト スクラッチ開発メンバー
  • 製造業基幹システム 追加開発チーム(途中からチームリーダー)
  • 製造業向けBIツールを用いた経営管理システム構築チーム(チームリーダー)

 1つ目のPJは実質半年程度で終わったため、大半は2~3つ目のPJに携わることとなりました。AMS社はどちらかというと上流工程のスキルを求められる企業だったため、顧客折衝と上流工程スキルをここでバッチリ積むことができました。

 

当時私が所属していたグループには2つのチームが存在していましたが、ある時奇しくも両方のチームリーダーがそれぞれ退職・産休育休で現場を去ることになりました。私は、これはチャンスと思い、2つのチームを束ねていた上司に掛け合ったのです。

 

りくひろ「上流工程はある程度1人でできるようになりました。どのみち新しいチームリーダーも必要ですし、◯◯さん(上司)がリーダーを兼務したり、他から新しいリーダーを呼ぶのではなく、私にやらせてほしい」

上司「僕もそう思ってたからよろしく」

 

ということで、後半2年間ほどは、1チームのリーダーとして、最大10名ほどのチームを束ねることになりました。

 

5.予定を1年繰り上げての転職活動開始

 AMS社での2つの目標を、思ったよりも早い段階で達成できたため、入社して2年ほど経った2018年4月頃から、私は2度目の転職について考え始めていました。予想通り転職市場の売り手市場化は加速しており、AMS社でも中途採用者を採るのが難しいような状況となっていました。

私はというと、この2年の間に、いくつか資格を取得しており、TOEICの受験なども検討して勉強していたため、2020年の転職に向けて準備は着々と進んでいました。最も転職市場の熱が高まったところで転職してやると、意気込んでいたのです(笑)

 

消費税増税時期が決定したことで時期を再考

しかし、2018年10月、時期が不明確となっていた消費税10%化が2019年10月に決定したことが大々的に報道されました。これを受けて、私は

『過去、消費税が増税された後は多かれ少なかれ景気が後退している。当初2020年上半期の予定だったが、消費税増税前に転職しちゃった方が良いのでは?』

と考えました。

この考えは結果的に功を奏し、新型コロナウイルスの大流行によって転職市場が大冷えする前、それこそ転職市場が最も過熱していたときに、転職活動をすることができたのでした。

 

こうして、私は2018年11月頃から、2度目に転職活動に取り組むことになりました。転職活動開始後のエピソードは、次回の記事でお話したいと思います。

 

6.今回の教訓

  • 転職の時期は、景況を見て決める。それ以外は自分がここと決めたときがベスト
  • 積みたいキャリア、やりたい仕事があるのなら、主張すること。それでチャンスを掴めることも多々ある。察してくれないとか言っていても状況は変わらない

 

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【例文付き】転職エージェントとのメールマナー 転職成功率を上げるために

転職エージェントを利用していると、キャリアアドバイザーとメールでやり取りすることが多くあると思います。そんな時、

  • 返信って必要なの?
  • 失礼がないように返信したいけどどう書けば良いの?
  • 例文があると助かるのになぁ…

と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

本記事では、キャリアアドバイザーとのメールのやり取りについて、注意点と例文を、場面別に紹介したいと思います。

 

何故キャリアアドバイザーとのメールを重視するのか

最初にお伝えしておきたいのは、キャリアアドバイザーとのメールのやり取りを、企業側の人じゃないから、と蔑ろにするのはNGだということです。

キャリアアドバイザーは、あなたのことを「企業に紹介しても問題ない、意欲と社会常識を備えた人物であるかどうか」を面談・電話・メールのやり取りからジャッジしています。この段階で「この人は良いところには紹介できない」というレッテルを貼られてしまうと、折角転職エージェントに登録したのに良い求人に出会えなくなります。

また、キャリアアドバイザーも同じ人間です。ビジネスパーソン同士、常識と敬意を忘れず、信頼関係を築けるように付き合うのが当然なのです。

 

 

スルーは厳禁!返信は可能な限り早めに

キャリアアドバイザーから送られてきたメールには、基本的に全返信すると考えてください。何もレスポンスがないと、キャリアアドバイザーもメールが正しく届いているか・あなたが内容を読んだのかがわからず、求人を紹介しづらくなります。

返信をしなくても良いのは「一斉送信メール」「返信不要』と書かれている」場合のみです。

 

繰り返しになりますが、メールのやりとりもキャリアアドバイザーがあなたの人間性を判断する手段の一つとなります。メールの返信は可能な限り早く、遅くとも24時間以内に返すことを意識してください。

キャリアアドバイザーとしても、レスポンスが早い人、遅い人がいれば、早い人により良い求人を紹介したいと考えますし、意思疎通が早く取れる分、紹介される求人数にも関わってきます。返信を早くすることで、転職への意欲が高いというアピールにもなるのです

 

とは言っても、仕事をしながらの転職活動では、メールが来たらすぐ返信!というのもなかなか厳しいでしょう。そこで、遅くとも24時間以内に返信することを心がけ、遅くなってしまったら『返信が遅くなり、申し訳ありません』など、お詫びの言葉を一言添えてメールを書くと良いでしょう。

 

特に注意!返信期限付きのメールも

キャリアアドバイザーが送るメールには、返信や実施の期限があるものがあります。内容は主に応募企業からの依頼や問合せです。例えば、以下のようなものがあります。

  • 履歴書、職務経歴書など、事前送付書類以外の応募書類の案内
  • 面接日程の調整依頼
  • 適性検査受験の案内
  • etc.

これらのメールへの返信や依頼内容の実施が期限を過ぎてしますと、応募したのに採用見送り、という笑えない事態になりかねません。

送られてくるメールは基本的に全て確認し、そのような事故がないようにしましょう。

 

場面別 メールの例文

それでは、転職活動の流れに沿って、メールの例文と注意すべきポイントをご紹介します。メールの文を考えるのが不得手な方は参考にしてみてください。

 

初回面談後のお礼メール

転職エージェントに登録をした後、キャリアアドバイザーとの面談を行います。ここでは転職活動に関する様々なヒアリングが行われ、その後の活動の方向性を決めていくことになります。

 

この後の例文は、面談後に送るメールを想定していますが、このお礼メールは必ず送らなければならないものではありません。ですが、これから協業するキャリアアドバイザーに対する印象がこれくらいで良くなるなら…というくらいのつもりで送っておくことをおすすめします。

また、キャリアアドバイザーが抱える大勢の登録者の中で、あなたのことを記憶してもらうために有効な手段でもあるのです。

 

件名: 面談の御礼

 

(キャリアドバイザー名)様

 

お世話になっております。
本日面談に伺いました(あなたの名前)です。

 

本日はお忙しいところ、面談のお時間をいただき、ありがとうございました。

 

面談の中で、転職にあたって不安点・不明点について伺うことができ、
より前向きな気持ちになることができました。

 

不慣れでお手数をお掛けする場面があるかと思いますが、ご支援のほどお願いいたします。

署名

 

求人紹介への返信

あなたの名前宛てに来ている、求人紹介のメールが来た際には必ず返信してください。中でも、応募したい企業がある場合は、可能な限り早く返信してください。人気の求人であるほど応募が殺到しますので、早く動くに越したことはありません。

 

(キャリアドバイザー名)様

お世話になっております。(名前)です。

 

新しい求人をご紹介いただき、ありがとうございました。
一通り確認し、(応募企業名)社に応募いたします。

 

お手数をお掛けしますが、応募手続きを進めていただきますよう、お願いいたします。私の方で対応することがあれば、ご連絡いただけますと幸いです。


署名

注意ポイント
※返信の件名にあるRe: は残しておく(返信だとわかるように)
※キャリアアドバイザーからのメール本文の引用を残す

※応募したい旨をはっきり伝える(判断に迷う表現はNG)

 

面接日程確認メールへの返信

(キャリアドバイザー名)様

お世話になっております。(あなたの名前)です。

 

(応募企業名)社の面接の日程をご連絡いただき、ありがとうございました。
下記日程で間違いありません。

〇月✕日(△)00:00~

 

(キャリアドバイザー名)様からいただいた面接時の質問例等を参考に、
しっかり事前準備をした上で面接に望みます。

 

以上、よろしくお願いいたします。

署名

注意ポイント

※記載した日程に間違いがないか複数回確認する

※最後に面接に対する意気込みを述べておくと、血の通うメッセージになります。その企業に対するアドバイスをもらったなら、そのお礼もここで述べておきましょう。

 

面接日程を変更したいとき

キャリアドバイザーと面接日程について決めた後に、何らかの事情で日程の変更をお願いする場合や、提示された日程で都合が合わない場合に使える例文です。

 

(キャリアドバイザー名)様

お世話になっております。(あなたの名前)です。

 

面接の日程をご提案いただき、ありがとうございます。
大変恐縮ですが、【現在、現職での業務が非常に立て込んでおり、
ご提案くださった日程を押さえるのが難しい状況です。】

 

つきましては、以下の日程のいずれかで設定させていただきたいのですが、(応募企業名)社にご確認いただけませんでしょうか。

 

【希望日時】
〇月✕日 00:00-00:00
△月△日 00:00-00:00
■月■日 00:00-00:00

 

お手数をお掛けいたしますが、ご対応のほどよろしくお願いいたします。


署名

注意ポイント

※都合がつかない場合は必ず代替日程を示してください。3つ程あげると良いです。

※【】内は理由によって変更してください。

 

選考を辞退するときのメール

応募はしたものの、実際に面接を受けたら何か違ったということで、辞退する場合もあります。直接応募の場合は辞退理由を伝える必要はありませんが、転職エージェント経由の応募の場合には、辞退に至った正直な理由を伝えてください。

キャリアアドバイザーは、これをインプットに、今後あなたに紹介する求人を選別します。ですから、これがきちんと伝わらないと、アンマッチな求人を紹介されたり、よくわからない理由で辞退する人だから、優先度下げよう、という事態になりかねません。

 

(キャリアドバイザー名)様

お世話になっております。(あなたの名前)です。

 

先日選考を受けました(応募企業名)社ですが、
今後の選考を辞退させていただきたく、ご連絡させていただきました。
※ひと目見て選考辞退のメールだとわかるように書きましょう。

 

私の転職先企業への希望条件に「○○と◇◇」がありますが、
面接でご担当者様にお話を伺った結果、(応募企業名)社は
条件に当てはまらないと判断しました。
※辞退を決めた理由を具体的に説明しましょう。

 

そのため、大変申し訳ありませんが、(応募企業名)社の選考を辞退させていただきます。(キャリアドバイザー名)様のご尽力のおかげで選考を通過できたにも関わらず、このような結果となり、申し訳ありません。

 

今後は、もっと早い段階で結論を出せるよう善処しますので、引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。


署名

注意ポイント

※面接まで進んだ段階で断りを入れる場合は、「面接を入れてもキャンセルしてしまう人」と認識されないよう、理由を伝える必要があります。

※面談の中で確認していた条件にマッチしない企業を紹介され、且つ、面接で初めてそれがわかった場合は、キャリアアドバイザーを牽制する意味でも、理由を正確に伝える必要があります。

※辞退する理由(上記赤太字)は、キャリアアドバイザーに齟齬なく伝わるよう、端的に述べてください。これは、あなたからキャリアアドバイザーに対する「今後はここをきちんと認識した上で求人紹介してほしい」という意思を示すことにもなります。

 

内定後に送るメール

見事内定を獲得した後は、キャリアアドバイザーにお礼を言うと良いです。キャリアアドバイザーとは、入社が決まればすぐにお別れではなく、入社後半年くらいまでフォローを入れてくる場合が多いです。

この場合を想定したメールの例文もご紹介しておきます。

 

(キャリアドバイザー名)様

 

お世話になっております。(あなたの名前)です。

 

この度は、(キャリアドバイザー名)様に御礼を申し上げたく、ご連絡いたしました。

 

この○ヶ月の間、手厚くサポートしていただき、誠にありがとうございました。

転職をするべきかどうか、迷っている段階から真摯に話を聞いてくださり、良い企業に内定を頂くことがき、転職活動を良い結果で終えられたのも、(キャリアアドバイザー名)様のご尽力あってこそです。

 

これから(入社予定企業名)社で働けることを非常に楽しみにしています。

まずは次の環境で努力をする心づもりではありますが、もしもキャリアについて、今後また考える機会がありましたら、改めてご相談させて頂けますと幸いです。

 

以上、よろしくお願いいたします。


署名

 

メールを通じてキャリアアドバイザーと良好な関係を築きましょう

本記事では、キャリアアドバイザーと良好な信頼関係を築くことが、転職成功のために必要不可欠であることをお伝えしました。そのために、常識的且つ誠実なメールのやり取りができるよう、ご紹介した要点をおさえて取り組んでみてください。

 

 

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文系SEりくひろの転職体験記#2 開始します!

皆様、こんにちは!「りくひろブログーIT転職の歩き方ー」の管理人に、りくひろです。

先般、私の1回目の転職体験を綴った「文系SEりくひろの転職体験記#1」を13回(+1回)にわたってお届けしましたが、お楽しみいただけましたでしょうか。

 

文系SEりくひろの転職体験記#1-1の記事はこちら

www.rikuhiro.com

さて、この転職体験記#1で2016年6月に2社めの企業に入社した後、私は2019年5月に再び転職することになります。この2度目の転職活動について、「文系SEりくひろの転職体験記#2」として、2020年5月より開始したいと思います。

  • 転職活動の軸をどのように設定したか
  • 転職エージェントとの付き合い方をどのようにしたか
  • 応募先の企業を選定する際にどのような基準を置いたか
  • 面接でどんな受け答えをしたか(覚えている限りですがw)
  • 面接時に注視していたポイントは何か
  • 最終的にどのように入社企業を選んだか

…などなど、要所要所で読んでくださった、転職を志す皆様の転職活動でも参考になりそうなポイントを押さえつつ、綴っていきたいと思います。またよろしくお願いいたします。

 

また、転職体験記#1では、応募していた企業が比較的小規模だったこともあり、『具体的なエピソードを披露して特定されると困るな』という思いで社名を伏せていました。しかし、2度目の転職活動では比較的大企業を受けることが多かったこともあり、『ま、この程度の情報で特定されることもなかろう!』ということで、特筆すべき点のあった企業は社名を公開して、ご紹介したいと思います。こちらも皆様の企業選びの軸を作る情報の一端としてお役に立てれば幸いです。

(失礼な対応してきた企業、忘れてないからな!覚えとけよ💢)

 

現職のSIerに転職して1年、現在はDXのPoC・アセスメント(コンサルティング)や、それを受けての開発のリードを担うポジションにいます。前職までは業務系システムばかりでDX等全く無関係の仕事をしていたので、出会うこと出会うこと新しいことばかりでキャッチアップが大変ですが、自分に知識と経験が付いている実感が湧いており、楽しく仕事をしています。この路線で数年経験を積んでいき、3度目の転職をするか否かを含めてジャッジしたいところです。最終的に「3度目の転職をする!」という結論に至ったら、その時は外資系のIT企業の中から、今よりも仕事内容や報酬の面でハイレベルを目指せる企業探したいと思います!

 

さて、2020年に入ってから、コロナウイルスによる影響を受け、新卒・転職市場も一気に冷え込んできました。仕事や転職の予定が大きく変わってしまったという人も、少なくないのではないでしょうか。

現状、バリバリ転職活動をこなすというのは、正直厳しい状況だと思います。どのくらいこの厳戒態勢が続くのかわかりませんが、今は力を蓄える時です。キャリアの棚卸し、新たなスキルや知識・資格の習得に力を注ぎましょう。

 

悪い時代が永遠に続くことはありません。このコロナウイルスのよる悪影響も、必ず終焉が来ます。そうして転職市場が活気を取り戻した時、自身を持って自分を売り込めるよう、今から備えを万全にしておきましょう!

 

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転職エージェントは何故無料なのか?儲けのカラクリを解説!

求職者一人ひとりに選任のキャリアアドバイザーがつき、求人の紹介や企業との日程調整、応募書類の添削やオファー待遇の交渉など、多岐に渡るサポートを行う転職エージェント。利用に費用がかからないということで、気にはなっているけれど、「無料」であることに疑問を抱いていらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

今回は、転職エージェントのビジネスと収益方式について、ご紹介したいと思います。

 

 

どうして転職エージェントは無料なのか

転職エージェントを利用する際、求職者側の費用がかからない理由、それはズバリ「企業側から報酬を受け取っているから」です。

 

企業が採用を行う際の方式としては大きく以下の3パターンがあります。

  • 転職サイトに求人を掲載し、掲載期間に応じて掲載費として費用を支払う
  • 転職エージェント経由で求人を出し、入社となった場合に成果報酬を支払う
  • リファラル採用で、社員の知り合いや元同僚などを採用する
    (自社内完結なので、費用は面接官や事務作業の人件費・諸雑費等)

 

転職サイトの場合は、万人が閲覧できるところに求人を出し、掲載費として費用が発生するものなので、実際に応募があったか否かに関わらず費用がかかります。

一方、転職エージェントの場合は、どれだけ求人に対して応募があったとしても、実際に入社とならなければ費用は発生しません。求職者が内定を獲得した企業に入社すると、そのオファー年収の30%前後の金額を、企業が転職エージェントに対して支払います。例えば、年収500万で採用が決まった人なら150万前後です。結構な金額ですよね。

一歩で、これだけの売上をあげることができるが故に、適当なところで決めてもらって早いところノルマ達成したい、というキャリアアドバイザーも湧いてくるのです。このあたりはなかなかシビアということですね。

 

 

企業が転職エージェントによる採用活動を行う理由

上述の通り、企業が転職エージェントを使ってする採用活動は、1人採用するのに数百万円レベルの費用がかかります。にも関わらず、企業が転職エージェントを利用するのは何故でしょうか。その理由を後段でご紹介します。

 

採用業務の効率化のため

転職サイト経由や、企業の公式HPに求人を出すと、そこに応募が殺到した場合、その応募書類の全てを確認して書類先行を行わなければなりません。これは企業側の担当者からすると相当しんどいです。これが有名大企業や人気企業ならば尚更です。

また、転職サイトや公式HPは万人が見られるため、書類選考に上がってくる応募者が最低限の採用ラインに達しているとも限りません。門前払いレベルの応募者が含まれていることも多々あるのです。

それらも含めた全ての応募者の書類選考を行い、不採用の応募者には不採用連絡を入れる、というのはかなりの労力が必要で、企業としても人件費を湯水のごとく浪費することになります。

そこで、取引のある転職エージェントだけに求人を公開し、エージェント側で一定程度条件にマッチしているかどうかのスクリーニング行った上で、応募者を紹介してもらう、というわけです。このようにすれば、企業が採用にあたり、応募者に求める最低ラインを越えた人物だけを対象に選考を行うことになりますので、企業側としては、採用業務やコストを圧縮・効率化できるというわけです。

 

求人を出していることを知られたくないため

IT業界と一口に言っても、数多の企業があります。それが大企業や人気企業であるほど、その動向は注目されやすいものです。そこで、当事者の企業としては、自分たちが今どのような軸で採用を行っているか、という情報を競合企業には知られたくないのです。

わかる人が見れば、どのような求人をどんな条件で出しているかをチェックすれば、経営方針の大局が見えてしまうそうです。転職サイトや公式HPに求人を掲載していたのでは、それらが丸わかりになってしまいます。

そこで、転職エージェントを経由して求人を出し、競合企業には詳細を知られないようにしつつ、良い求職者を見つけようとしているのです。

 

経験者採用のため

中途採用のの求人では、未経験歓迎!とか第二新卒を対象とていない限りは、即戦力を採用したいという企業が大半です。専門知識や前職での経験を持った人材に応募してきてほしいのはある意味当然です。

転職エージェントを利用すれば、企業が求めている最低限のラインをクリアした応募者かどうかを転職エージェント側である程度スクリーニングした上で紹介してくれるので、おかしな人材が選考に上がってくるのを防げます。

 

採用のアドバイスをもらうため

あなたが転職エージェントに色々と相談してアドバイスを貰えるのと同様、企業も採用活動に関して転職エージェントに相談し、アドバイスをもらうことができます。

求人票に何を記載したら訴求効果が出るか、面接でどんなことを確認すれば良い応募者を見極めることができるか、面接中に応募者にどのようなアプローチをし、どんなフォローをするべきか、交通費などはその採用ステップから出すべきかなど、他社の事例(名前は伏せていると思いますが)も交え、様々な角度から助言してくれるのです。

 

また、2019年頃までは売り手優位の市場が続いており、名だたる大企業でこれまでは新卒採用しか行わなかったような企業でも、それが計画数に満たない、且つ、既存の主力社員が流出することによって、中途採用の実施を余儀なくされるところが多々ありました。しかし、不慣れな中途採用を、独学で行うことは、非効率さやミスマッチを引き起こすリスクを免れ得ません。このリスクを回避するために、アドバイザリーとして転職エージェントにサポートを依頼するわけです。

 

2020年に入ってからはコロナウイルスの影響で企業の採用活動自体が大幅縮小傾向にあります。しかし、元々IT人材の不足は長期的なスパンで見込まれているものであり、コロナ終息後はまた数年掛けて人材不足の様相を見せ始めると予想されます。

 

 

以上のようなメリットがあるため、企業はかなり高くつく費用を負担してでも、転職エージェントを使って採用活動を行うのです。

つまり、企業が転職エージェントを利用して募集をかけている求人は、本気度が高い求人と言うことができます。成功報酬制とは言え、多額の費用がかかるのですから当然です。よって、内定までのプロセスが比較的短く、好条件を要求しやすい等、求職者側にとってもメリットが大きいものと言えます。

 

まとめ

今回は、転職エージェントサービスが何故無料で利用できるか、というテーマでお話しました。転職エージェントは、上手く活用すればあなたにとっても大きなメリットをもたらしてくれる存在となります。是非あなたにぴったりな転職エージェントとキャリアアドバイザーを探し、転職を成功させられるよう頑張ってください。

 

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転職エージェントのキャリアアドバイザーって信用できるの?上手な付き合い方とは

上手く利用すればあなたの転職活動の心強い味方になってくれる転職エージェント。しかし、登録してみたり、登録を検討したりはするものの

 

・何か胡散臭い気がする
・登録してみたけどキャリアアドバイザーの対応がいまいち
・キャリアアドバイザーにやる気がない

 

…等と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

他の記事でもお伝えしている通り、あくまで転職エージェントはビジネスです。よって、転職者であるあなたとキャリアアドバイザーの間には、多少なりとも駆け引きがあります。

しかし、日本人は交渉を不得手とする人が多く、キャリアアドバイザー・転職者双方とも『相手が自分の思った通りに動いてくれない』と考える傾向が強いです。

ですが、転職エージェント・キャリアアドバイザーともに、ビジネスとして付き合う相手でお互いに利用し合うものと認識し、更に簡単な交渉術を身に着けておけば、その交渉はさほど難しいものではありません。

 

今回はキャリアアドバイザーとの付き合い方や、信用できないキャリアアドバイザーを切るための判断する術を身に着け、転職エージェントの利用を効果的な転職活動の助けとする方法をご紹介します!

 

 

信用できないキャリアアドバイザーの特徴とその対処法は?

話を聞かない・理解する努力をしない

最悪のケースです。キャリアアドバイザーがこのタイプであることがわかったら、すぐにアドバイザー変更・利用エージェントの変更の申請をするべきです。

キャリアアドバイザーというのは、転職者であるあなたや、採用側の企業の要望を聞き、期待に沿う、若しくは期待以上の成果をあげ、決して安くない報酬をもらう仕事です。であるにもかかわらず、転職者であるあなたの話を真面目に聞かないとか、理解する努力をしないのは、お話にならないエージェント・キャリアアドバイザーの証です。

対処法

・直接アドバイザー本人に文句を言う

・担当者変更を申請する

・エージェントは求人その他情報の提供が役目と割切り、事務処理をお願いする

・利用エージェントを変える

などです。

 

私も某エージェントを利用した時、このようなアドバイザーが担当になってしまい、文句を言って担当を変えてもらったり、この人は、人は悪くないけどアドバイザーとしては使えないなと思い、求人紹介と事務処理だけをお願いした経験があります。

キャリアアドバイザーに対し、「求人紹介役」「企業と連絡の取次役」「事務処理係」くらいに最初から思っておけば、過度に期待をして裏切られることもなく済みますし、この3つを担ってくれるだけでも、転職者としては大助かりなのです。

 

連絡がつきにくい

こちらも良くないケースです。電話やメールで連絡をしているのに、丸1日以上レスポンスがない、ということが続いたら、担当者変更を申請してください。

信じがたい話ですが、転職者がせっかく内定を獲得したのに、キャリアアドバイザーの手元で連絡が止まってしまい、最終的に内定取り消しになってしまった、というパターンが実際にあるようです。

対処法

転職活動を有利に進めるための転職エージェントの利用で、そんな不愉快な経験をさせられる謂れはありません。こんなアドバイザーに当たってしまったら、担当者の変更を申請してください。

 

希望と異なる求人を理由もなくたくさん送りつけてくる

これは、キャリアアドバイザーがノルマを課されていることが理由です。つまり、アドバイザーはできるだけ早く転職者であるあなたに入社を決めてもらい、売上を計上したいということです。

数多く紹介される求人が、あなたにから見て希望通りのものであれば何ら問題はないのですが、中にはあなたの経歴を見て『あなたが内定を獲りやすい企業』をひとまず紹介し、あなたが何かの間違いで応募してくれたらラッキーと思っているアドバイザーもいないわけではありません。

対処法

希望に沿わない求人を紹介されている、と感じたら、その求人を紹介した理由をアドバイザーに尋ねてみましょう。そこで説明される内容が納得いくものなら、逆にそのアドバイザーは優秀と言えます。

理由説明もままならないようであれば、そのアドバイザーは信用できませんので変更を申請されることをおすすめします。

 

意思決定を異常に急かす

不自然なほど意思決定を急かしてくるのには大別して2つのパターンがあります。

1つは、キャリアアドバイザー側の都合です。エージェントビジネスは成果報酬型且つノルマが存在するため、一定の時期までに売上をあげる必要がありますから、あなたになるべく早急に入社を決めてほしいのです。

もう1つは、企業側の都合です。企業によっては、「○/○までに絶対決めろ」とか「すぐ決めてくれないなら他の人で決める」というような、横柄なことを言う企業もあります。こういったことを企業側から言われ、アドバイザーがそのままあなたにそれを伝えているケースです。

対処法

意思決定を急かす理由を確認してください。

1つ目の理由ならば、その後の付き合い方を考えた方が良いです。2つ目の理由ならばエージェント側の問題ではありませんので、必要ならばキャリアアドバイザーと相談の上返答するようにしてください。

(期限付きで待って欲しい、などと伝えればアドバイザーとしても交渉しやすいでしょう)

※しかし、上記のような要求をする企業に入社するべきか?という懸念はあります。

 

勝手に応募している

これは最悪です。信じがたい話ですが、あなたのスキルや経歴から見て内定を獲得できそうな企業に勝手に応募してしまうキャリアアドバイザーがいるようです。これは一度でもあったら完全NGです。

対処法

アドバイザーの変更をすぐに申請するべきですが、これはそのエージェントの利用中止を検討するべき重大な背信行為ですので、認識しておいてください。

 

推薦文が適当すぎる

転職エージェント経由で求人に応募する時は、キャリアアドバイザーがあなたを企業に売込むための推薦文を書き、あなたが用意した応募書類に添付します。企業は書類選考にあたり、推薦文を確認してからあなたの応募書類を見るため、採用を左右する重要なものと言って差し支えありません。

 

しかし、ここで一部のキャリアアドバイザーには

「面接でスキル等をご確認ください」

のように、エージェントに頼んだ意味ないじゃないか!というような超絶適当な推薦文を書く人もいます。

対処法

寧ろ足を引っ張られる可能性がありますので、アドバイザーの変更を申請しましょう。

 

電話でしか対応しない

転職エージェントとの主な連絡手段は電話やメールです。速報的な用件は電話で、後からメールでというパターンや、急ぐ用件でなければメールだけ、というパターンが多いようです

 

しかし、ここで重要な用件であっても電話のみの対応しかしないキャリアアドバイザーもいます。「電話の方が早くて良くないか?」と思うかも知れませんが、それは落とし穴ですよ。

 

あなたが複数企業に応募している場合は、各社の面接日程や面接時の持ち物など、情報を後から確認できるメールの方が確実に良いです。電話連絡だと全てメモしていない限り、アドバイザーに複数回確認しなくてはなりません。

そして、電話でしかやり取りしたがらないキャリアアドバイザーは、証拠を残したくないという理由でそうしている可能性があります。メールでやり取りをすると、それが証跡として一言一句残ります。ですから、以前と言っていることが違うとか、不誠実な対応を指摘されて、後から問題になるようなことを恐れているのです。

 しかし、電話のみでの対応なら、文句を言われても言った言わないの水掛け論になって結論は出ませんし、知らぬ存ぜぬの一点張りで通すこともできてしまいます。したがって、メールでの連絡を嫌うキャリアアドバイザーは信用できないと言えます。

対処法

しかし、電話での連絡そのものが絶対NGというわけではもちろんありません。速報として電話で連絡した後、メールを送ってきたり、「電話でお話した内容をメールで送ってもらえますか?後ほど確認したいので」と言えば快く対応してくれるのであれば、問題ないでしょう。

ここで対応すると言ったのに、何かと言い訳をしてメールを送ってこないキャリアドイザーは信用できないと考えてください。

 

言っていることがころころ変わる

これも厄介なケースです。大体2つのケースに別れ

・単純に無責任な人

・担当している求職者が多く、あなたのことを覚えていられない

のどちらかです。どちらのケースも、企業側への説明・発言も適当なことが多いです。

対処法

転職エージェントが会社としてキャリアアドバイザーに案件を持たせすぎていることが原因なので、すぐに改善することは見込めません。この場合は転職エージェント自体の変更することを検討した方が良いです。

 

信用できるエージェントはどうやって探すのか

こんなに数多の条件を通過キャリアアドバイザーをを探し出せるのか?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、忘れてはいけないのは、「転職エージェント・キャリアアドバイザーは付かず離れずの距離感で付き合い、互いに利用し合うもの」ということです。

 

転職エージェントは、求職者が転職に成功するたび、紹介先企業からオファー年収の30%~40%程度を受け取るというなかなかシビアなビジネスです。

よって、内定を獲得者発生見込みの高い求人や、意欲の高い求職者を厚遇するのは当たり前です。つまり、あなたのアドバイザーに対する対応が、アドバイザーを敵にも味方にも変えるのです。

もしあなたが、転職エージェントを「プロが自分のために、何の見返りもなく良い求人を紹介してくれるもの」と思っているとしたらそれは間違いです。

「キャリアアドバイザーが優先的に紹介したい求人を、優先的に紹介したい求職者に薦めてくる」のが転職エージェントの、本来あるべき姿です。

 

この大前提を理解しないまま、キャリアアドバイザーに対して「思ったとおりに動いてくれない」と文句を言うのは、求職者側に社会経験が不足しているだけです。

 

担当者の事情にも配慮すべき

もちろん転職エージェント・キャリアアドバイザーは、あなたが意欲的で誠実な求職者であれば、誠実な対応をしてくれることが鉄則です。しかし、アドバイザー側にもそれなりに事情があることを、あなたも認識しておく必要があります。

 

転職エージェント側の事情として考えられるもの

・面談経験の少ないキャリアアドバイザーも存在する

・ノルマに追われて応募を急かすキャリアアドバイザーもいる

・繁忙期は多少レスポンスが遅くなることも有り得る

・業界知識や専門知識が求職者より薄い担当者もいる
(実務経験者より知識がないのは当たり前です)

 

どれも普通は想像がつくものです。キャリアアドバイザーも例外ではありません。重要なのは、「あなたがイニシアチブを持ちつつ、キャリアドバイザーと協業して転職活動をする必要がある」ことをあなた自身が意識することです。

キャリアアドバイザーを人として、ビジネスパーソンとして尊重した上で、「自分に有利なサポートをいかに引き出すか」を考えた上で付き合う必要があります。

  

それを考えた上でもやはり不誠実、と感じるならば仕方ありません。転職エージェントやキャリアアドバイザー側の事情であなたの人生に関わる転職活動が滞るのは避けるべき自体なので、担当者やエージェントの変更も遠慮なく申請しましょう。

 

まとめ

いかがでしたか。

ここまでにも書いてきたように、転職エージェントはどう転んでもビジネス、お金が絡むものです。ですから、協業関係を築くものの、100%信用はしない、と思っていた方が、転職活動成功につながりやすいと思っておいてください。

是非、あなたの転職活動の助けとなる転職エージェント・キャリアアドバイザーを見つけ、良い転職活動ができるよう、頑張ってください!

 

 

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