転職エージェントは複数登録すべき!その理由とメリット・デメリットとは
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転職エージェントは複数社併用して利用するのが鉄則。
というのが、転職エージェントを利用した転職活動で重要なことです。今回はその理由、エージェント複数利用のメリット・デメリットについてご紹介したいと思います。
- 何故転職エージェントを複数利用するべきか
- 転職エージェントを複数利用するメリット5選
- 転職エージェントを複数利用するデメリット
- 転職エージェントを複数利用する時の組み合わせ
- 転職エージェント複数利用時の注意点
- まとめ
何故転職エージェントを複数利用するべきか
転職エージェントを複数利用するべき理由を端的に言うと、良いエージェント・キャリアアドバイザーに出会える確率が上がり、転職成功率を高められるからです。
エージェントは複数登録するべき!、というのはよく聞く話ですが、それが絶対というわけではありません。1社目でとても良いアドバイザーに出会うことができれば、無理に掛け持ちする必要はないのです。
ただ、ほとんどの場合「良いアドバイザーか否か」は実際に面談に行って、比較してみないとわかりません。そこで、複数社登録しましょう、ということになるのです。
それでは、エージェントの複数利用のメリット・デメリットについて、もう少し細かくご紹介したいと思います。
転職エージェントを複数利用するメリット5選
自分に合う転職エージェント・キャリアアドバイザーと出会える
一口に転職エージェントと言っても、その特性は様々ですし、所属するキャリアアドバイザーも十人十色です。経験や知識・正確などによって当然あなたへの求人提案の内容やアプローチは違いますし、純粋に相性が良くない場合もあります。
また、エージェントその他の人材紹介ビジネス業界は、人の出入りが非常に多いのが常です。試しにアドバイザー自身のキャリアについて聞いてみると、他業種からジョブチェンジしてきた人がほとんどでしょう。
例えば、元SEがIT業界専門のアドバイザーになれば、業界知識があり、求職者のスキルについても理解しやすいので、このような人材をアドバイザーとして活用することは、ある意味理に適っていると言えます。
しかし、裏を返すとアドバイザーが異業種から転職して間もなかったり、未熟なケースはしばしばあります。この業界では、3年程度続けていればベテランという世界です。つまり、十分に経験があり、あなたが転職したい業界職種の知識が豊富なアドバイザーが担当に付けば、ラッキーと言えます。
中には、そこまで経験はないが、情報を自ら収集し、企業や求職者にとって満足度の高い採用活動、転職活動ができるよう努力する優秀なアドバイザーもいます。
また、能力の有無というより、求職者にとって「相談しやすい」「安心して話せる」などの理由で信頼されるアドバイザーもいるようです。転職は人生の一大イベントにも関わらず、周囲の人には話しづらい側面もあります。そのような意味では、そのタイプのアドバイザーも有り難い存在と言えるでしょう。
このように、1つのエージェントでも様々なタイプのアドバイザーが所属しています。また、所属するエージェントの社風などもそれぞれ異なっており、その社風によってアドバイザーの特性が左右されることもあります。
そのエージェントにしかない非公開求人がある
転職エージェントが保有している求人は、その会社の営業担当が集めてきた求人ですので、登録するエージェントによって異なります。また、企業の採用担当とキャリアアドバイザーとの間でコネクションがあれば、そのアドバイザー独占の求人が公開されていることもあります。
一般的に、大企業や人気企業ほど、競合に採用求人を出していることや条件を知られたくない、応募人数を絞りたい、といった事情を抱えているものです。つまり、企業側から多くのエージェントにみだりに求人を出すことは考えにくく、同じタイミングで求人を出すのは数社程度に絞っているはずです。
つまり、非公開求人は、各エージェントが独自性が高いものを抱えているケースが多いということです。複数のエージェントを利用することで、表には出てきにくい好条件の求人を紹介してもらえる確率を上げることができます。
併用した分だけ求人が増え、選択肢が増える
転職エージェントを複数利用すれば、当然紹介される求人の量が増えます。そして、全く同じ内容でエージェントに情報を登録し、依頼したとして、そのエージェントの特性、キャリアアドバイザーの捉え方やタイプによって、紹介される求人は様々なタイプに広がってきます。
また、転職活動においては、紹介された求人を出している企業のオファー待遇、職務内容、規模など、たくさんの中から比較検討することが必須です。複数のエージェントから多くの情報を得ることができれば、それだけインプットが多くなり、判断基準を作りやすくなります。
転職活動は情報を如何に駆使するかで成功するか否かが決まってきます。この戦いに勝つためにも、複数のエージェントからの情報を集めをし、活用できるようにしておくべきです。
様々な視点からの意見を聞ける
転職エージェントに登録し、最初にキャリアアドバイザーと面談をする時、転職活動に際してあなたが希望条件として出したいこと、現在の状況や、不安に思っていることを是非話してみてください。あなたが3社のエージェントに登録したとしても、そこで返ってくる答えは三者三様です。
それによって、あなたは様々な意見やフィードバック、アドバイスを聞き、自らの転職活動の肥やしとすることができます。基本的には、生涯で数回しか転職しない我々よりも、何百何千という求職者を捌いているエージェントの方が客観的な情報は持っているはずです。是非、複数のエージェント・アドバイザーから意見を引き出してみてください。
転職エージェントを複数利用するデメリット
転職エージェントへの登録や面談に時間がかかる
転職エージェントに登録すると、まず対面での面談を行う、というところがほとんどです。そのためには、指定された場所へでかけていかなければなりません。そうすると、移動時間や面談時間がかかります。だいたい1回の面談+移動時間で3時間程度でしょうか。仮に簡易的に電話面談にしたとしても、1時間はかかるはずです。これを複数社行うと、×登録社数となりますので、結構な時間になります。
ぐずぐずしていて転職へのモチベーションが下がってからこれをやろうとするとこの上なく億劫になってしまうので、転職活動初期のモチベーションが高い時期に登録を済ませておきましょう。
キャリアアドバイザーとのコミュニケーションに時間を取られる
複数の転職エージェントを利用すると、当然複数のキャリアアドバイザーを連絡を取り合うことになります。それが億劫に感じられる場合もあると思います。
エージェントに登録する時、または面談時や事後のアンケートの時に、エージェントとの連絡のとり方について尋ねられることがあります。
ここで、自分がストレスと感じない連絡の方法を取ってもらうよう、約束を取り付けておきましょう。特に、現職がある場合、勤務中に電話が鳴ると「エージェントからの電話か!?合否連絡か!?でも今は出られない…」と気を揉んでしまうものですから、落ち着いてコミュニケーションを取れる方法を決めておいてくださいね。
日程調整が煩雑になる
複数の転職エージェントから多くの求人を紹介してもらえるのがいいのですが、企業の面接が次々と決まるような幸運な状況になった時、日程調整が難しくなるのも一つのデメリットと言えます。
キャリアアドバイザーは他社のエージェントに取られまいと早めの日程にするよう、急かしてくる場合もあると思います。そのように迫られると、人間結構焦ってしまうものです。
対策としては、現在応募している企業の中で、優先順位をはっきり決めておくことです。1位~3位は絶対。できれば6位くらいまで。ここはエージェント側ではコントロールできない部分なので、あなた自身がよく考えて決めてください。くれぐれも日程調整を疎かにしてすっぽかしたり、ダブルブッキングしたりすことのないよう、注意してくださいね。
転職エージェントを複数利用する時の組み合わせ
複数利用しましょう、とは言っても、どこでも良いから複数登録しよう、というわけにはいきません。ある程度狙いを絞っておく必要があります。色々考え方はありますが、筆者のオススメは【総合型2社+特化型1社】です。特にIT業界のような専門性の高い業界では、総合型で広く情報や求人を収集しつつ、特化型で詳しい企業情報や選考対策情報を集めることが有効と言えます。
転職エージェント複数利用時の注意点
転職エージェントを複数利用する際の注意点をこちらの記事にまとめています。是非チェックした上で臨んでください。
まとめ
いかがでしたか?
今回は転職エージェントを複数登録するべき理由と、そのメリット・デメリットについてご紹介しました。転職活動を成功させるために、エージェントの複数利用が如何に有効であるかがおわかりいただけたかと思います。
複数のエージェントを利用することで、自分に合ったエージェントやキャリアアドバイザーを見つけ、是非転職を成功させてください。
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