文系SEりくひろの転職体験記#2-3「リクルートエージェントとの面談」
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※前回の記事はこちらwww.rikuhiro.com
1.リクルートエージェントとの面談開始
転職エージェントとの面談、1発目はリクルートエージェントです。前回の転職活動では、私としては全く存在感がなかったのですが、そう言っても大手の情報量は強いはず。ということで、名古屋駅のJRセントラルタワーズに入居するリクルートエージェントのオフィスへ向かいました。オフィスが入居するのは42階の超高層階。美しい内装のオフィスに少々緊張しつつ、面談室に向かいました。
リクルートエージェントで担当についてくれたキャリアアドバイザーは、30代中盤くらいの、物腰柔らかな雰囲気の女性でした。面談の内容は非常にオードソックスなものでした。
※転職エージェントとの面談で確認する内容についてはこちらの記事をご覧ください。
それと同時に、①応募企業の要件と②応募企業群について伝えました。
(詳しくは本記事上部の前回記事をご覧ください。)
①応募企業の要件
- 億単位の大規模案件に携わり、将来的にマネジメントを担うことができること
- 新しい技術のキャッチアップを案件や研究として実施できること
- 顧客のIT戦略の立案から携われること
②応募企業群
- 元請けSIer
exp)富士通、日立製作所、NTTデータ、NRI、NEC、CTC、ISID、SCSK、NSSOL etc. - コンサルティングファーム(ITコンサルタント職) ※特に狙いたい企業群
exp)アクセンチュア、BIG4、アビーム、クニエ、日立コンサルティング etc. - その他エージェントのおすすめ企業
また、私としてはキャリアアップを図りたい、且つ、今の自分ならこのレベルの企業を狙えるのでは、という気持ちから上記のような要件を出していたのですが、ひょっとしたらそれは大きな勘違いで、私が思い上がっているだけかもしれない、という懸念もありました。そこで、
③通過可能性
についても合わせて尋ねました。要するに、私のような学歴、経歴、スキル、年齢の人間が、過去に②のような企業群に通過した実績があるかどうか、私自身がそれらの企業に通過する見込みがあるか、ということです。全く身の程知らずですよということなら、転職自体を見直す必要があるかもしれないので、はっきり教えて欲しい、と伝えました。
2.キャリアアドバイザーからのコメント
キャリアアドバイザーの女性は、私の話を一通り交えて聞いた後、以下のようなことを告げて来ました。
転職市場での市場価値について
プログラマー→ユーザー系企業での上流SEと、順調にキャリアアップしている。転職理由が前向きで良い。年齢も29歳(当時)と、どの企業も欲しがっている年齢層なので、需要は大きい。
→リーマンショック+東日本大震災の影響で新卒採用が極端に少なかった年の新卒生だったため、層が薄く、各企業確保に躍起になっていたようです。
応募企業群について
コンサルティングファームや元請けSIerへの入社も、りくひろさんの年齢経歴の方なら実績はたくさんある。私の感触としても全く問題ない。ただ、コンサルは未経験なので、対策は必要。
→30代以降、特に30代後半以降になると、コンサルへの転職は何かしらの専門領域を求められることが多いが、29歳なら問題なく、また現職や前職のSEとPGとしての知識も専門領域の知識として認められる可能性が高いとのことでした。
希望年収について
700万という希望年収は、特別高いとは感じない。そのまま言ってもらって大丈夫。ひょっとしたら、りくひろさんくらいの方だと欲しがられて金額を上げてくるところもあるかもしれないが、その時はまた相談。安直にオファー金額だけに飛びついてはいけない。
企業情報・選考に関する情報提供
その後、私が応募したいと言っていた企業群の情報を、リクルートエージェントでの過去の紹介実績を基に資料にまとめたものを、企業毎の概要と合わせて印刷して提供してくれました。
また、コンサルティングファームの選考時には、未経験者向けには通常の適性検査と別に「フェルミ推定・ケース面接」というものが課される場合があるということを教えてくれ、対策本として人気の書籍まで紹介してくれました。このフェルミ推定・ケース問題については恥ずかしながら事前の情報収集不足で知らなかったため、非常に助かりました。
転職開始時期
面談が行われたのは11月でしたが、「年内12月中旬くらいまでに職務経歴書などの書類を整え、年内~年始にかけて応募を始めよう。年明けくらいから各企業の中途採用活動も活発になるはず。それまでは情報収集やケース面接対策にあてると良い」とアドバイザーから提案されました。
一般的に企業の中途採用活動は、半期終わりの1~3月頃と、7~9月頃に活発になるということは私も知識として持っていたため、このスケジュール感には違和感なかったため、提案どおりにいくことにしました。
転職先企業の勤務地
さて、問題はここでした。
上記で挙げた応募企業群は、ほとんどが東京採用のもの。しかし、当時私が住んでいたのは名古屋。東京採用の求人に応募して内定が決まったら、東京に移住しなければなりません。名古屋採用のものも中にはありましたが、空前の売り手市場の中でも、やはり東京に比べると数は圧倒的に少ないという状態でした。
しかし、当時私には交際1年ほどになる女性がいました。彼女は区役所職員で地方公務員だったため、もし私が東京に行くとなれば、別れるか仕事を辞めてもらわなければならないことになります。その旨もアドバイザーには伝えておきました。
アドバイザーは
「りくひろさんのやりたい仕事を追求すると、どうしても東京の方が求人が多くなる。きっと次の会社でも仕事ができるようになって、また転職ということもあるかもしれない。そうなった時に東京に出るよりは、今出たほうが負担が少ないかも。
一方で、男性の中にはりくひろさんと同じ選択を迫られる人もいて、最終的にパートナーを選んで地元に残る人も多い。『仕事は代わりが聞くけど、パートナーは1人しかいません』と言ってね。これはもう私が言い及ぶことではないので、彼女さんとしっかり話し合ってキメて欲しい」
と、至極真っ当のコメントをくれました。これは持ち帰って彼女と話し合わなければなりません。
3.リクルートエージェント面談総括
前回の転職活動時は、リクルートエージェントのアドバイザーは非常に胡散臭い人物だったため、少々不安を覚えていましたが、結果的に、この面談では想定していた以上の収穫がありました。アドバイザーは、真摯に話を聞いてくれ且つ、言うべきことははっきり言ってくれて、その内容は非常に参考になりました。
面談の席で具体的な応募求人のイメージのすり合わせまですることができたので、その後紹介される求人も希望にマッチしたものばかりでした。このアドバイザーは優秀な方だったと思います。
4.今回の教訓
- 転職エージェントは良いアドバイザーに当たると実に頼りになる
- 面談では、自分の市場価値や年収相場感をオブラートに包まずはっきり言ってもらう方が良い。変な勘違いをしていると転職活動が長引くリスクがある。
- こちらの話をしっかり聞いた上で、アドバイスやその後の話し合いをしてくれるアドバイザーか否かをしっかり見極める。アドバイザーとの意思疎通のスムーズさによって、その後の転職活動の成功具合も変わる。
次回はDODAエージェントとの面談についてお話します。
またひと悶着あったんだな、これが…(笑)
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