CAB・GABの対策方法!おすすめの書籍をご紹介します!
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中途採用における筆記試験について、本記事で4度目の連載となります。
今回は、主な筆記試験の形式のうち、WebテストCAB・GABについてご紹介します。
※前回までの記事は以下をご覧ください。 www.rikuhiro.com
【SPI】
【玉手箱】
CAB・GABの形式はペーパーテスト版とWeb版の2種類
CAB・GABは、試験会場でペーパーテストを受ける形式、自宅などからパソコンで受験する形式があります。前者をCAB・GAB、後者をWeb-CAB・Web-GABと言います。
両者は受験形態が異なるだけでなく、以下のように制限時間に違いがあります。
ペーパー形式CAB:95分/Web-CAB:72分、
ペーパー形式GAB:90分/Web-GAB:80分
ご覧の通り、いずれの形式でもWebテストの方が短時間の設定となっています。一般的には制限時間の短いWebテストの方が難易度が高いと言われています。
CABとGABは何が違うのか。
CAB
CABとは、エンジニアなどのIT関連の技術職の適性を診断するテストです。職務への適性だけでなく、ヴァイタリティやストレス耐性など、企業側が測っておきたい個人の特性を見ることも目的としています。CABの出題形式は下記の5つです。
■暗算(ペーパー形式:50問/10分、Web形式:50問/9分)
四則演算が問われる問題です。5つの選択肢から回答を選ぶ選択方式です。難易度は低いですがスピードが求められます。
■法則性(ペーパー形式:40問/15分、Web形式:30問/12分)
5つの図形がどのような法則性で並んでいるかを問う問題です。法則性を読み解き、「?」となっている箇所には何を示すべきかを、選択肢から選ぶ問題が出題されます。
■命令表(ペーパー形式:50問/20分、Web形式:36問/15分)
命令表の指示にしたがって、最終的にどんな図形が出来上がるかを、選択肢から選ぶ問題です。それぞれの指示の意味合いは問題文と一緒に示されています。
■暗号(ペーパー形式:39問/20分、Web形式:30問/16分)
始まりの図形と終わりの図形の変化から、図形の間にはさまれている暗号の変換法則を推測する問題です。私は新卒の時、これが最も苦手でした。対策しておかないとハマると思います(笑)
■パーソナリティ
こちらはSPIや玉手箱などと同様に、性格検査だと思っていただいた差し支え有りません。嘘をつかず、正直に素早く回答することを心がけてください。
CABテストは、SPIや玉手箱などと比べても一癖ある試験で、対策をしっかりしていないと当日お手上げ状態になりかねません。事前の対策が必須と言えるでしょう。IT業界未経験の人はもちろん、経験者の方でもこの試験が課される場合があります。私は新卒からずっといIT業界にいますが、転職時に何度かこの試験を受験しました。
GAB(GAB Compact)
GABとは、総合職の適性を診断するテストです。その結果を元に、営業をはじめとした8つの職務適性や、マネジメント適性などを予測します。一見IT業界に関係なさそうに見えますが、IT企業での営業職やITコンサルタントなどを志す方には、能力検査としてGABテストを課される可能性もあるため、応募企業によってはこちらの対策も必要と言えます。職務への適性を測るだけでなく、ストレス耐性などの予測も同時におこなうことが、CABとの共通点と言えます。
また、GABには「GAB Compact」という形態もあります。こちらは制限時間を短く、難易度を高めに設定したもので、より鬼畜仕様になっています(笑)問題の出題形式はGABと同様です。
GABでの問題の種類は下記の3つです。
■言語理解
(ペーパー形式:32問/15分、Web形式:52問/25分、Compact:24問/12分)
GABの言語は1つの長文あたりに設問が4つ出題され、ペーパー形式の場合には8つの長文、Web形式の場合は13の長文が出題されます。つまり、1問につき30秒程度しか時間がありません。長文とは言いつつも、300~500文字程度の比較的短い文章が出題され、文章構成などの素早く理解する、論理的思考力を測る問題です。30秒しか無い割に問題の難易度が高めに設定されているため、早く読み解く練習をしておく必要があると言えます。
■計数理解
(ペーパー形式:20問/20分、Web形式:35問/35分、Compact:15問/15分)
図表の読み取り問題が出題されます。図表中の「?」となっている箇所の値を求める問題で、図表を読み解く力、他の値との関連性・関係性を推察する力が必要とされる問題です。
■パーソナリティ
こちらも性格検査です。あくまで正直に素早く回答してください。
おすすめ対策本
上記の出題範囲の説明から、すでに「難しそうじゃん…」と思った方もいらっしゃると思います。確かに一筋縄ではいかないテストですが、事前に対策を打っておけばある程度カバーはできます。書籍等を利用し、時間内に素早く回答することに慣れてください。
おすすめ対策本1:必勝・就職試験! 【Web-CAB・GAB Compact・IMAGES対応】CAB・GAB完全突破法!
こちらのシリーズは、試験範囲を網羅するという意味で基本的に優秀です。
特に、他の試験とは一味違う試験であるCABについては重点的に取り扱っており、CAB試験が苦手と感じている人にとっては心強い味方となるでしょう。
おすすめ対策本2:CAB・GAB完全対策
CAB・GABの対策書籍全般に言えることですが、カバーするべき範囲が広いため、一つ一つのお題目が手薄になりがち、という難点があります。上記の書籍だけで不安な方は、こちらの書籍も合わせて使用し、対策すると良いでしょう。実際の難易度に近い問題や、スピードを上げて回答するための必勝法が多く紹介されています。
まとめ
いかがでしたか?
CAB・GABテストは、テストの特殊性が高く、対策を怠っているとお手上げ状態になってしまうことも珍しく有りません。私自身も新卒の頃、CABテストを無対策で受けてボロボロだったことがあります(笑)
しかし、対策をきちんとしていれば、図表問題が苦手な方でも一定以上は得点できる程度の難易度ですから、上記の書籍等を使い、しっかり対策をしてから臨んでくださいね。
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