りくひろブログーIT転職の歩き方ー

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IT業界新卒就職ランキングに見る!本当のオススメ企業とは(11位➨15位)

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1.りくひろが選ぶ、各企業のオススメ度第3弾!

前回、前々回と、筆者りくひろが一緒に仕事をした企業、実際に入社した企業、親しい友人が働いている企業等々、リアルに触れた情報をもとに、2020年卒の新卒就職人気企業ランキングのIT業界版の上位から、各企業の本当のオススメ度を上位から5社ずつに分けてご紹介しました。

 

今回はその続き。11位➨15位の企業について見てみたいと思います。

11位以下に甘んじてしまった企業でも優良企業はたくさんあります!(あくまでも学生さんから取った人気投票ですからね)話のネタとして、就職・転職活動の参考として少しでもお役に立てば幸いです。

 

前回までの記事はこちら

www.rikuhiro.com

 

www.rikuhiro.com

 

ランキングの元となる2020年卒のIT業界新卒就職人気企業ランキングはこちら

 

www.nikki.ne.jp

本記事では、おすすめ度を次のように定義します。

S:神の領域。入れるもんなら入ってみろ。

A:難関だけど入りたい、超優良企業。

B:入りたいし、それなりに門戸も開かれている、優良企業。

C:ちょっと難あり?自分と合っているか要チェック

D:ナッパよけろ!!!

 

2.11位➨15位の企業

11位:野村総合研究所(NRI)

オススメ度:A

  • シンクタンク系コンサルティングファームという紹介をされることが多いが、ほぼSIerだと思って差し支えない。コンサルティング部門もあるが、SI部門と共同でビジネスを進めるようなことはない。(コンサル部門とSI部門は元は別会社)
  • 給与水準は高め。30代前半で1000万のボーダーを狙える。
  • 顧客ファーストを謳っているため、他のSIerほどホワイト化は進んでいないが、それでも昔よりワークライフバランスはかなりマシになった。仕事量は年収が高い分多いと思ったほうが良い。
  • 高い賃金を長く維持し続けて働くには良い環境であることは間違いない。
  • 親会社を見ればわかるが、旧態依然とした文化が根強く残る保守的な体質。先進的なことにチャレンジする精神は薄い。
  • 年功序列が根強く残っているが、最近は改善傾向が見られるとのこと。
  • 詰める文化は未だ健在とのこと

12位:Sky

オススメ度:C

  • 東海道新幹線を利用する人なら一度は広告を見ているであろう、「SKYSEA Client View」を販売している会社。パッケージ販売・SI事業・組み込み系開発・請負開発等を行う。
  • パッケージ販売・開発の会社だと思っている人が多いが、いわゆる下請開発会社としての仕事がかなり多い。今後は独立系SIerを目指していく方向とのこと。
  • 従業員数3,000人近い規模でありながら上場していないため、株主のご機嫌取りをする必要がないという大きな強みを持つ。
  • 非常に体育会系気質の強い会社。面接を受ければわかる。
  • トップダウンというよりは社長の独裁企業という印象が強い。
  • 株式会社エッグという子会社を持っており、新卒から数年の間はこちらで働く。若手育成用子会社という感じ。中途でも若い人はこちらに行くことになるかも。
  • 下請会社からの脱却を狙っているらしいが、特に高い技術力やマネジメント力を持つわけではないので、何を武器に戦うつもりなのかよくわからない。正直何故こんなに上位にいるのか不思議で仕方ない。
  • DODAはこの会社とグルなので、DODAエージェントを使うと薦められることも多いが、応募するかどうかは自分の志向と合うかどうかよく考えるべき。

13位:NEC(日本電気)

オススメ度:D

  • やめたほうがいい。もう経営がもたない。
  • かつてはハード販売事業で隆盛を極め、2000年度には5.4兆円という記録的な売上を叩き出したこともあったが、そこから20年経ち、18年度には2.9兆円と約半減。富士通以上のヤバさ。(これでも2016年度の2.6兆円から少し持ち直している。)
  • 典型的な日系企業。NTTデータや富士通どころの騒ぎではないほど昭和的、保守的体質。成長したい人にはまずむかない。
  • かつての主要事業だったハード販売、その他ISP事業、BIGLOBE事業、スマートフォン製造からも撤退し、現在はSI事業、ICT事業で戦っている。
  • 実を言うと一部尖った技術を持った部隊は存在している(認証技術とか)が、ここを収益化するスピードが絶望的に遅く、経営基盤の瓦解スピードに追いついていない。それ以外の人間の技術力、マネジメント力は驚きの低さ。
  • 2002年度からの経営悪化に対して有効的な対策が打てないままここまで来てしまった。持ち直せる要素が見当たらない。

14位:日本IBM

オススメ度:B(修行の場として数年間勤めること前提)

  • 米IBMの子会社で、外資系。日系と外資の折衷のような雰囲気が漂う。人の出入りは多い。
  • 割合フラットな雰囲気だが、米本社からの締付けはキツめ。
  • 長年インフラやメインフレームを武器に優位性を保ってきた。現在でもここはIBMという企業は多い。ただ、今後このビジネスが拡大する可能性は限りなく低い。
  • 新機軸となるクラウド、AI分野のビジネスは完全に出遅れており、今後のビジネスの軸が見えてこない状況。
  • クラウド分野ではAWS、Azureに出遅れたGoogle Cloudの更に後塵を拝している。AI分野はWatsonとかいうハリボテ製品を出したがコケた。
  • 成長できる環境はあるので、短期間修行の場とするには良い。ただ、米IBMが2011年度➨2018年年度で売上高1,069億ドル➨795億ドルと豪快な傾き方をしており、本体の経営がもつかどうか…というところなので、長く勤めるには微妙。
  • 日本IBMも1998年には1兆4,740億あった売上が2018年には9,053億円になり、経営状態はかなり厳しい。また今後はメイン顧客である金融分野が冷え込んでくるみ込みであり、更に売りとなるビジネスも見つかっていない厳しい状況。

15位:TIS

オススメ度:C

  • これまでの企業に比べると若干知名度が落ちるが、信販会社の基幹系システムが強い会社。様々な会社とくっつき、現在では20,000人程度の従業員と、4,000億円以上の売上高(どちらも連結)を誇る。
  • 独立系SIerで、非常に慎重な経営で日系企業の色が強い。
  • 最近給与形態変更を行い、若手の給与アップを図っているようだが、それでも30代中盤で600万程度というところ。決して高くはない水準。
  • SIerというビジネス形態が廃れていく中、かなりSIビジネスにしがみついている印象が強い。他企業と違って研究開発中といった様子もなく、今後という意味では不安が残る。
  • 独立系故の苦悩といったところだが、企業規模の割には知名度は低く、それがビジネス上での欠点となる場面も。
  • 特別技術力があるわけでも、安定しているわけでもないので、わざわざ中途で入るような会社ではない。

 

長いのでここで切ります。

16位以降の企業も別途ご紹介しますので、是非ご覧ください。

 

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