IT業界新卒就職ランキングに見る!本当のオススメ企業とは(26位➨30位)
スポンサーリンク
1.りくひろが選ぶ、各企業のオススメ度第6弾!
これまで5回にわたって、りくひろが仕事をした企業、入社した企業、友人が入社した企業等々、実際に見聞きした情報をもとに、2020年卒の新卒就職人気企業ランキングのIT業界版の上位から、各企業の本当のオススメ度を上位から5社ずつに分けてご紹介しました。
今回はその続き。もう第6弾ですね!
今回は26位➨30位の企業について見てみたいと思います。
日本マイクロソフトやサイボウズなど、気にはなるけどあまり実態が知られていない会社が登場します。就職・転職活動の参考として少しでもお役に立てば幸いです。
前回までの記事はこちらからご覧ください。
ランキングの元となる2020年卒のIT業界新卒就職人気企業ランキングはこちら
本記事では、おすすめ度を次のように定義します。
S:神の領域。入れるもんなら入ってみろ。
A:超難関、厳しいが入りたい、超優良企業。
B:入りたいし、採用枠もそれなりに開かれている、優良企業。
C:ダメとは言わないけど、自分が働けるか考えるべき企業
D:よけろピカチュウ!!!
2.26位➨30位の企業
26位:サイボウズ
オススメ度:B
- 日本橋に本社を置くIT企業。サイボウズOfficeなどのグループウェア製品を開発販売している。従業員数700人程度、売上も110億円程度だが、人気が高く、最近ランクアップしている。最近出てきたイメージがあるが、創業から20年は経っている。
- クラウド基盤を活用したグループウェア製品の売上が絶好調。2016年度➨2018年度で売上1.4倍、当期純利益は2倍以上の伸びを見せている。創業から20年以上経ち、ベンチャー期を乗り越えたという印象。
- WLBはかなり充実している様子。裁量労働制、リモートワークなどもでき、有給も取りやすいと社員から証言が取れた。働き方改革と言われて連想する制度は大体整っている模様。
- 待遇はあまり良くない。低くはないようだが、労働環境整備が整っている分、待遇の低さに不満を持つ人も少なくない様子。(ただ、労働環境を整えるのにも経費がかかるので、企業規模を考えるとトレードオフという気がしないでもない)
- ただ、評価の際に業界平均とか、市場価値とかいう対外的な指標を持ち出してくるそうなので、そこは確かに疑問ではある。
- 新たな製品展開や海外進出なども狙っており、伸び代は大きい。ただ、企業規模的にリソースや投資力が圧倒的に足りず、滞る可能性あり。
- グループウェア事業は強いが、競合がいないことによるものなので、大手が参入してきた時に競争に勝てるほどの営業力や製品力があるわけではない。
- 今のところは、そこまで高くない待遇でのんびり働きたい人向けという感じ。ただ、今後化ける可能性はある。
27位:大塚商会
オススメ度:C
- IT企業…?じゃなくて商社ですよね、ここは。飯田橋に本社があり、大塚製薬や大塚食品などの関連会社。ホールディング製の一端を担う。
- 営業力が非常に高い会社。故に社内では営業の方が強い(商社なので当然といえば当然)
- エンジニアは技術でどうこうするというよりは営業活動をするために存在しているタイプの会社。
- 商社らしく体育会系でトップダウン。数字達成に対する意識が非常に強く、数字のために顧客が存在している、と考える傾向にあるようだ(それでもオービックほどではなさそう)
- 営業は実力主義の待遇となるが、エンジニアはあまり高くない様子。また、サービス残業も横行しているようで割には合わないようだ。
- 昔ながらの商社らしく、WLBは期待できない。馬車馬のように働きたい人のほうが向いている会社と言える。
- 商社なので、物理機器の販売が主なわけだが、クラウド移行が進む中どう戦略を打っていくのかがはっきりしない様子。切り替えていく力がない企業ではないが、先行きがどうなるかが現状見えない。
- エンジニアが中途でわざわざ入る会社ではない。
28位:日本マイクロソフト
オススメ度:A
- ご存知、アメリカワシントンに本社を置くMicrosoft Corporationの100%出資で設立された日本法人。2011年に現在の社名となった。本社は品川にある。SNS界隈で有名なちょまどさんはここの社員のようだ。
- 主に営業、マーケティング、サポートを行う。開発部隊はマイクロソフトディベロップメントという会社にいるので、開発したい人はそちらに行くほうが良い。(ちなみにここは日本マイクロソフトの子会社ではなく、Microsoft Corporationの子会社。)
- 昔はそうでもなかったようだが、現在は完全にアメリカ本社のトップダウンでビジネスを遂行する体制のようだ。とは言え、外資系的な雰囲気は強く、フラットでオープンな環境であることには間違いない。
- 2~3年毎に上長が変わったり、組織改編も多かったりと、かなり柔軟な対応を求められるようだ。
- 社員たちのブランド意識が相当高く、Microsoftの製品を愛せない人だとキツい。
- WLBはめちゃくちゃ良い。過去に週休3日制がニュースになったりもしたが、そもそも結果が出ていればフルで働かなくても良いような状況。その代わり結果を出せない人にはポジションチェンジや退職が待っている。
- 給与水準は高めだが、求められる達成水準も高い。努力し続けられない人にはキツい。
- イメージの通り、現在はAzureのシェア拡大に心血を注いでいる。AWSに勝てるか否かがキーになりそう。Azure意外の担当になると、結構蔑ろにされることもあるようだ。
- 競合他社が非常に多く、油断を許さない状態だが、全てにおいて価格が高く、殿様商売感が否めない。かと言って値段を下げれば利益が落ちてしまうので、今後の舵の切り方次第で良くも悪くもなるという状況。
29位:ぐるなび
オススメ度:D
- 株式会社ぐるなびという企業名で、日比谷に本社を構える。
- まあ確かにWEBサイトの運営という意味ではIT企業でも嘘ではないのかも知れないが、エンジニアがばりばり開発する、という感じでもない。どっちかというと営業が強い会社。
- WEB系と聞くと先進的なイメージを持つかも知れないが、典型的なトップダウンのオーナー企業である。未だに朝礼とかやってるらしい。
- WLBは良く、有給も取りやすく、リモートワークなどの制度もあるようだ。まぁ、自社サービスだし、多少はね?
- 「飲食店の販売促進支援」をメイン事業にしており、実際売上の9割程度を占めている。しかし、他社の参入や新たなビジネスモデルの登場に対し、全く手が打てていない。はっきり言ってオワコン。経営層に現状を打開できるだけの力がないと見られる。
- 業績が下がってきているので、給与水準も徐々に下がってきている。
- WEB系に行くなら他にいくらでも選択肢があるだろう。
30位:日立システムズ
オススメ度:C
- その名の通り、日立製作所の子会社SIer。大崎に本社があり、連結での従業員数は2万人近い。売上も5,000億円程度となかなかの規模。
- 親会社の下請けというよりは、親会社が扱わない中堅規模以下の顧客を担当する形で、棲み分けている。開発なども行っているが、運用・保守がメイン。
- 親会社に倣い、典型的な日系企業体質。縦割り保守的、年功序列で意思決定はカタツムリよりも遅い。
- グループ再編で3社ほど合併しているためか、出身により文化がバラバラで統一感がない。統合しようという意思もなさそう。
- WLBは日立グループなのでお察しろ状態。それでも以前よりは改善された。
- キャリアアップを目指す人やチャレンジ精神のある人が入る会社ではない。安定したい人向け。
- 親会社の競争力が失われてきている状態なので、このままではここも同時に引きずられて沈んでいくしかない運命。覆せる力があるとはとても思えない。
いかがでしたか?日本マイクロソフトやサイボウズなど、興味のある人も多いのではないでしょうか。転職を考えている方は、採用が活発な今のうちに情報をチェックしてみてくださいね。
ブログランキングに参加しています。
記事を見て「参考になった!」という方は応援クリックをよろしくお願いします!