りくひろブログーIT転職の歩き方ー

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文系SEりくひろの転職体験記#1-5「面接体験記①」

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 前回までのあらすじはこちら

www.rikuhiro.com

 

 

1.書類選考結果にびっくり

 書類選考に応募する企業を10社程度に絞った私は、のんきに結果を待っていました。2011年に就職活動をした私は、10社応募してもせいぜい1、2社通過するかどうかだろうと高を括っていました。

ところが、いざ結果が来てみると、10社中7社通過で、面接日を調整してくださいという連絡が来ました。えーー!?と思っていると、DODAエージェントのキャリアアドバイザーから電話がかかってきます。

 

アドバイザー(以下、ア)「他エージェントも合わせて何社通過したんですか?」

りくひろ「えーっと、7社です…」

ア「…1次面接は辞退できませんのでよろしくお願いしますね。」

 

アドバイザーの「…」の部分に『あんたバカァ!?』が込められている気がしました(笑)。ごめんなさい。1次面接が辞退できない旨は事前に説明されていたので仕方ありません。有給を取った日に2社ねじ込んだり、終業後に面接を受けたりと、苦肉の策で何とか日程の都合をつけ、面接に臨むことにしました。

 

2.面接体験記①

ここからは、私がどんな企業を受けたか、どんなやりとりをしたか、どんな感想を持ったかということを、記憶と当時のメモを頼りにご紹介していきます。こんな会社もあるんだなとか、りくひろはこんなヤツなんだなと思って見ていただければと思います。皆さんの転職活動の参考に少しでもなれば幸いです。

企業ファイル①:IL社

1次面接

本社を東京・大阪に構え、名古屋にも支社を持つIT企業。プライムで案件を獲得しており、主に上流工程フェーズを担う企業ということでした。企業HPの社長挨拶がやけに長文だったのが少し気になりましたが、小手調べということで応募しました。

 

初の転職活動の初の面接ということで緊張していましたが、序盤は転職理由、志望動機、自己紹介、PRなどで、いたって普通の面接。

 

面接官(以下、面)「上流工程の経験は浅いですが、まだお若いので何とでもなります」

りくひろ(以下、り)「ありがとうございます。(よっしゃ、いけるか!?)」

面「ところで、HPの社長挨拶はご覧になりましたか?」

り「はい、社長の事業に対する熱意と社員を愛する気持ちがどうたらこうたら

  (社長挨拶長すぎて読む気失せたわボケ)」

面「そう!弊社は何といっても社長が素晴らしいんです!」

り「え?あ、ハイ」

面「~社長がいかに素晴らしいかについて10分ほどご高説(キモい)~」

り「~ドン引き~」

~以下省略~

 

きちんと調べていかなかったのが悪かったのですが、この会社、典型的な体育会系&トップダウンの社長崇拝主義で、宗教的な社風だということを後ほど知りました。面接は割合順調に進んだのですが、社長礼拝演説に対して露骨に引いてしまったためか、面接結果はお見送りとなりました。

 

企業ファイル②:DS社

1次面接

1社目のIL社と同じ日にもう1社、名古屋に本社を構え、中部地方を中心に展開するDS社の面接を受けました。メイン事業は通信機器の販売でしたが、新規事業としてソリューション事業を始めたばかり、という企業で、ソリューション部門はまだまだこれから拡大していくところでした。

立ち上げたばかりでこれから部門を作り上げていくのは面白そうだと感じたことと、プライムの案件しか受けないポリシーであるところに少し惹かれ、ここも小手調べのつもりで応募しました。

 

面「よろしくお願いします。執行役員の〇〇です」

り「えっ!?今日って1次面接じゃ?」

 

事前に聞いていた話では、この企業は「1次面接➡筆記試験➡最終面接」というフローだと案内されていました。ですから、私はてっきり1次面接は現場の責任者とか、人事責任者クラスの人が出てくると思っていたので、面食らってしまったのです。

 

面「いやね、本当は1次面接と筆記試験を受けてもらうんだけど、りくひろさんの経歴を拝見したらウチが欲しい人材そのものだったので、途中の面接やってる間に他社に取られたらかなわんってことで、すっ飛ばして私がお会いすることにしたんです。ソリューション事業の採用については社長から私に一任されていますから(ドヤ)。」

り「そうなんですか!光栄です!(怪しいぞ、お前…)」

 

当時2016年は、今ほどではないもののすでに売り手市場に傾き始めていた時代だったので、各社は新卒入社や中途入社者の確保に躍起になっていたわけですが、そういう事情を知らなかった私は、『25,6の経験も浅い若者をそんなに欲しがるなんて怪しい』と勝手に疑心暗鬼になっていたのです。

 面接は順調も順調。私が言うことほぼ全てに「素晴らしい!」とか「さすがだね!」とか褒めちぎるようなことばかり言われ、終盤になると私は恐怖すら感じていました。

 

面「いやぁ、素晴らしいね!君はもう内定だよ!ついでにオフィスを見学していくかい?一緒に働くことになるかもしれない仲間と会っておいた方が良い」

り「あ、じゃあお邪魔してもよろしいですか?」

 

ということで、オフィス見学をさせてもらうことに。

嫌な予感はしてたのですが、オフィスに行ってみるとやはり寝不足をこじらせていそうなSEがずらりと並んでいて、陰鬱とした雰囲気が漂っていました。よく見せようと思ったな、コレ(笑)

入社したら直属の上司になるという、今にも倒れそうな様子のチーフから話を聞いたのですが、話すときにチラチラ執行役員の方を見ているのが非常に気になりました。あ、これヤベェやつだな

 

面「というわけで、ここで働いてもらうことになりますから是非前向きにご検討ください!(ニッコリ)」

り「ありがとうございます!一応エージェント経由で改めてお返事でいうことでよろしいですよね?」

面「そうだね!エージェント経由で改めてオファー金額等も提示しますから!」

 

ということで、表面上穏やかに終わらせ、身震いしながら帰ってきました。

後日、エージェントから「りくひろさん、DS社、大変高評価で、早々内々定となりました!つきましては、先方から『入社後の処遇について夕食を交えてお話したい』とご要望が来ています!」と連絡がありました。

お店の名前をググってみると、びっくりするほど高級な中華料理屋で更にドン引き。

怖い怖い怖い!!絶対ダメなやつだこれ!』と思い、ひとまず保留にして他社を受けたい旨を連絡しました。

後に両親や親友とも話しましたが「人生に関わることなのに、たかが数万程度の中華料理で買収しようなんてやることがセコい」と言われました。本当にその通りです。

 

今回の教訓

  • 社長を崇拝している企業はヤバい
  • 食事などで囲い込もうとしてくる企業はヤバい

 

まとめ

転職活動初日は、いきなりヤバそうな2社に当たり、しかもいきなり内定が出るという波乱の幕開けとなりましたが、就職活動から3年ぶりの面接で感触を得るという意味では上々の滑り出しとなりました。

しかし、1回目の転職活動の経験から、企業HPだけでなく、企業口コミサイトを使った事前の情報収集が必須であるということを学習しました。 ブラックなにおいがする会社というのは、大体そこから読み解くことができます。皆さんも、企業を選ぶときはぜひ、情報収集ツールの一つとして企業口コミサイトを利用してくださいね。

 

長くなりましたので一度切ります。1回目の転職活動では、この後も色々な企業との面接バトル?(笑)を繰り広げることとなりました。面接体験記②に続きます。

 

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