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文系SEりくひろの転職体験記#1-9「面接体験記⑤ 1次面接終了!」

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1次面接も終盤です!

1次面接も終盤です!

 

 1.自分の世間の狭さを痛感

前回のTE社、SY社や他の会社の面接も経て、世の中にはこんなに色んな会社があることを身を以て感じました。3年しか勤めていないにも関わらず、自分の中の常識のラインが、現職の会社での生活によって定められつつあることに気が付きました。

日本においては、未だ1つの会社に長く勤め続けるほうが良しという風潮が根強く残っています。しかし、それはよっぽど気をつけて自分を磨き続けていないと、その会社でしか生きられない人になってしまうということです。それはとても恐ろしいことです。

あなたの周りにも、そういう人いませんか?自分がそうならないよう、向上心を忘れないでくださいね。

このことは、その後私の中で『この会社を出ても、人材として欲しいと思われるSEでありたい』という価値観を形成することになりました。

 

面接体験記⑤

 企業ファイル⑩:FXC社

1次面接

元々は東京に本社を構えていたIT企業が分社化して中部だけに特化し、名古屋市中区に本社を構える企業。あまりITをやっているイメージはなかったですが、ソリューション事業もやっているとのことで応募しました。

面接辞退はいたって普通で会話をレポートするほどでもなかったのですが、IT業界で嫌われがちな、『技術についてはまったくわからないけど上流はやるよ!』というタイプの会社でした。

私は技術についても色々勉強したいことがあったので、これではちょっと微妙かなぁと思ったのですが、面接官からのウケが非常に良く、その場で通過となりました。

そのため、選択肢として残しておき、最終面接を受けた上で検討することにしました。

 

 企業ファイル⑪:CS社

1次面接

名古屋市中区に本社を構えるIT企業。その他、東京大阪等にも拠点を持っています。当時まだ設立して10年くらいの若い会社で、社員数も100名いないくらいでした。ただ、親会社であるマーケティング会社から分離されたのが10年前で、実際にはSE部隊にはそこそこベテランもいるとのこと。下請とプライムが混在しているようなことを言っていましたが、多分下請がほとんどだろうなという印象。

この会社の面接で特徴的だったのは、面接場所が栄オアシス21にあるカフェだったこと。初めてのパターンだったので少し驚きました。しかも、面接会場からその会社のオフィスまで目と鼻の先なんですよ。何でわざわざ外でやるのかなと疑問に思いつつも、面接会場に向かいました。

面接の内容はいたって普通で特筆すべき点もなかったというか、「来てくださるなら嬉しいが、あなたはウチのような会社にはもったいない」という感じで恐縮されているような感じでした。それでも手駒は多いほうが良いだろうと、最終面接について色々尋ねました。

 

面接官(以下、面)

最終面接も外の会場での開催となります。

りくひろ(以下、り)

「え?最終も?オフィスこんなに近いのにですか?」

「そうなんですよ。私を含め、管理職以上から役員の人間は、営業のため外へ出ていることが多いためです。」

「一度面接がてらオフィスの雰囲気を拝見できればと思っていたのですが、もし内定をいただけたらその際に伺うことはできますか?」

「ごめんなさい、それも外になると思いますね

 

なんでやねん!!

内定後の面談は人事担当者がやるんだから別にオフィスでもできるだろ!

と思いましたが、『これは恐らくオフィスを見せたくないんだな』ということに気が付き、本当に最後までオフィスを見せずに引っ張るかどうか様子を見てみることにしました(笑)

これから就職活動・転職活動をされる皆さんもお気をつけください。頑なにオフィスを見せたがらない会社はブラック企業フラグビンビンです。

 

 企業ファイル⑫:QS社

1次面接

東京港区に本社を構え、名古屋にも支社を持つIT企業。下請仕事もあるが、希望するならプライム案件に入れるとのこと。やたら社員のビジネスマナーがちゃんとしていることを推していた点に多少不安がありましたが、ひとまず応募してみました。

 

この会社は先方の都合もあり、18:00頃から選考会スタートで、面接+筆記試験という内容でした。ところが、18:00になっても面接官は現れず、遅刻の連絡が。そこで、人事担当者から『出先から戻るのにもう少し時間がかかるそうなので、筆記試験を先にやります』という旨案内されました。

こちらの遅刻は絶対NGなのに、向こうは遅刻すんのかよwと思われるかもしれませんが、まあ仕事の都合上そういうこともあるわな、くらいに思って付き合っていました。

 

しかし、結局面接官は当初の予定開始時刻から2時間近く遅刻してきました。

筆記試験が終わってからも、1時間待たされ、流石に私もイライラしていたところ、面接官がドタドタと面接会場に入ってきました。時刻は既に20:00を回っていました。

気を取り直してしっかり面接に臨もうと思ったところ、面接官の中で最も役職が高い人物が、開口一番信じがたい態度を取りました。

 

面接官(以下、面)

「実はね、ウチの会社が先日実績を買われて新聞に載りましてね、~」

おい、ちょっと待て。

お前2時間も遅刻してきといて「遅れてすみません」の一言もねぇのか。俺が若いからと思って馬鹿にしてるだろ!!これでビジネスマナーちゃんとしてるとか頭湧いてんのか!ねぇわ、この会社💢。

と完全にブチギレモードになっていました(笑)

とは言え、面接の定番質問をされたので回答し、そこは普通に終えました。そして、これも驚いたのですが、終盤に差し掛かった時、無神経にも所感を尋ねられました。

 

「どうですか?ウチの会社、今お話したとおり、色々良いと思うんですけどね~」

この発言で私の堪忍袋の緒が切れました。

「いえ、私の印象は最悪ですよ。お仕事があるでしょうから、場合によって遅刻は仕方ないと思いますが、随分待たされた上に『遅れてすみませんね』の一言もなく始まるなんて、常識を疑います。よくそれでビジネスマナーがちゃんとしているなんておっしゃいますよね。」

この瞬間、空気が氷点下になるってこういうことだなとありありとわかるくらい、空気が冷えていくのを感じました(笑)

「それは、本当に、申し訳なかったです」

とここで初めて謝罪があったのですが、ものすごく不服そうでしたw

お前が遅れて来たのに何でそんなに謝りたくないんだよw

「これ以上御社の選考を受ける気はありませんので謝罪は結構です。もし、この先も採用活動をされるおつもりならお気をつけください。」

 

ということで、この会社の選考は終了しました。

こうやって振り返ると、20代中盤の私はかなり飛ばしていたのがわかりますね(笑)今ならまた違う方法を取ると思います。

ちなみに、気まずかったのかこの会社からはその後一切連絡が来ませんでした。エージェントには事情を話し、今後もあの会社と取引するつもりなら厳重注意しといて、と言っておきました。

 

 企業ファイル⑬:AMS社

1次面接

名古屋市に本社を構えるIT企業。ある製造業の企業向け案件と、外販事業を行っており、基本プライムでしか仕事を受けないとのことで、製造業の企業向けの仕事をする部署の求人に応募しました。

1次面接は人事担当者との電話面接であり、初めてのことで少し戸惑いましたが、質問自体は実にオーソドックスで特筆すべき点もなし。話口調、質問への回答ともに丁寧で好印象を受けました。その場で「是非次の面接に進んで欲しい」と伝えられ、日程調整を行うことになりました。

 

しかし、後日もう一度電話があり、

「りくひろさんのスキル的に、今ぜひ入っていただきたい外販のプロジェクトがある。そちらに入っていただく方向で選考を進めたいのだが問題ないか」

と尋ねられました。

いや、まだ選考途中なのに「嫌です」とは言えねぇだろwと思いましたが、入るプロジェクトにこだわりはなかったので承諾し、外販事業部署での2次面接を受けることになりました。

この時は気が付かなかったのですが、選考中に急遽配属先を変えるような通達をされた場合は、十中八九炎上プロジェクトにアサインされる印です。個人的には、炎上プロジェクトを乗り越える経験は1回は持っておいた方が良いと思っていますが、ダメな方はお気をつけください。

 

今回の教訓

  • 技術力のない会社が上流工程をやってるパターンは、後々のキャリアアップにリスクを抱える可能性が高い。その会社に骨を埋めるなら良いが、継続してキャリアアップを目指すならよく考えるべき。
  • 面接会場がカフェとかはブラック企業のフラグ。1回だけならまだしも毎回は間違いなくビンゴ。(とても外の人にオフィスを見せられないということです)
  • 本当に基本的なビジネスマナーが出来ていない会社(挨拶しないとか、遅刻したのに謝らないとか、面接中に態度が悪いとか)はコンプライアンス意識も欠けている可能性大。自分をアピールするだけでなく、相手の行動言動もしっかり観察すること。
  • 面接フローの途中で特定のプロジェクトにアサイン変更するような通達があった場合は、ほぼ確実に炎上プロジェクトにアサインされるので要注意。内定後にそのような打診が合った場合には断ってしまっても良い。

 

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