IT業界新卒就職ランキングに見る!本当のオススメ企業とは(16位➨20位)
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1.りくひろが選ぶ、各企業のオススメ度第3弾!
これまで3回にわたって、りくひろが仕事をした企業、入社した企業、友人が入社した企業等々、実際に見聞きした情報をもとに、2020年卒の新卒就職人気企業ランキングのIT業界版の上位から、各企業の本当のオススメ度を上位から5社ずつに分けてご紹介しました。
今回はその続き。16位➨20位の企業について見てみたいと思います。
この辺になってくるとあまり知名度のない企業も入ってきますが、優良企業もたくさんありますよ!話のネタとして、就職・転職活動の参考として少しでもお役に立てば幸いです。
前回までの記事はこちらからご覧ください。
ランキングの元となる2020年卒のIT業界新卒就職人気企業ランキングはこちら
本記事では、おすすめ度を次のように定義します。
S:神の領域。入れるもんなら入ってみろ。
A:超難関、厳しいが入りたい、超優良企業。
B:入りたいし、採用枠もそれなりに開かれている、優良企業。
C:ダメとは言わないけど、自分が働けるか考えるべき企業
D:ナッパよけろ!!!
2.16位➨20位の企業
オススメ度:A
16位:アマゾン ウェブ サービス ジャパン(AWS)
オススメ度:A
- ご存知、アマゾンのクラウドプラットフォーム『AWS』を提供する企業の日本支社的立ち位置。
- 今後拡大の一途を辿ると思われるクラウドプラットフォームのうち、最も高いシェアを持つため、将来は明るい。Microsoft Azureに逆転されたという記事が過去に出たが、あれは売上額の話で、シェアのことではない。
- Our Leadership Principlesという信条を持ち、全員がリーダーの立場で顧客第一でビジネスを遂行するという理念がある。ありがちなくだらない社是等とは違い、末端社員までこのマインドが行き届いているのはご立派。
SIerにありがちな「そこからはウチの仕事じゃないんで」とかいう人はいない。 - 一口にAWSとは言っても、提供しているサービス・製品は非常に幅広い。ここで経験を積めばAWSはもちろん、エンジニアとして必要な知識・スキルを非常に高いレベルで身につけられるだろう。社員はAWSを無料で利用可能とのこと。
- エンジニアは勿論、マネジメント方面やプリセールスなど、キャリア開発も様々なルートが用意されている。Amazonとの双方向移籍も可能。
- 仕事の結果やクオリティは当然高いものが求められる。何年も成果が出せない人は去らざるを得なくなる。その分給与は高めの設定。
- Windowsを採用している流れでそのままAzureというのは意外に多いパターンで、そこの対策は明確に打てていない。それでもニ強状態ではあるが。
17位:日鉄ソリューションズ
オススメ度:B
- かつての新日鉄住金ソリューションズ(NSSOL)。2019年4月に親会社が新日鐵住金➨日本製鉄に商号変更したため、それに合わせて社名変更した。
- 連結で2,600億円程度の売上、6,000名を超える従業員数を有する巨大ユーザー系子会社。想像はつくと思うが、年功序列が根強い旧態依然とした日系企業。
わかりやすく体育会系なので苦手な人にはオススメしない。 - 安定して長く働きたい人には良い環境と言える。報酬もSCSKより高く、オススメ。(NRIほどではないが。)ワークライフバランスも他社と同程度には取れるようになってきているとのこと。
- ユーザー系子会社と言いつつ、日本製鉄向けの売上は20%程度。大半の人はそれ以外の企業や官公庁向けのビジネスに従事することになる。
- TISと同様、SI事業にしがみついており、依存脱却の意思がないため、SIビジネスの衰退に対する打ち手が見えてこない。
- 大して技術力もマネジメント力も無い割には単価が高く、今後も案件を獲得し続けられるのか怪しいところ。
- 旧態依然とした社風の割には、クラウドやIoTと行った新機軸の技術にも手を出している。しかし、盛り上げるのが下手なため、ビジネス的に成功しているとはとても言えない。absonneって知ってる人どれくらいいるんだろう?
18位:NTTコミュニケーションズ
オススメ度:C
- NTTデータと混同している人も多いが、こちらは通信キャリア・ISP事業者であり、ネットワークや独自のデータセンタ設備を持ったクラウド提供事業者であるなど、インフラを主に取り扱う会社。
- NTTデータも大概だが、それより遥かに官僚的且つ日系企業的な保守的な姿勢が目立つ。当然年功序列。
- 年収は大体NTTデータと同水準か?30歳700万くらいが目安だろう。かなり高水準なことは間違いない。
- ワークライフバランスはNTTデータよりも良いと思われる。良い報酬で短い時間で長く働きたい人にはうってつけの環境かも。ただ、成長したい人が中途でわざわざ入るような会社ではない。
- この会社の人に何人も出会ってきたが、皆死んだ魚のような目で仕事をしている。所属している社員は皆優秀な人のはずだが、とてもつまらない仕事をやらされている。
- かつては主力だった固定電話での収益が落ち込んでおり、ネットワークインフラ系のビジネスは強固ではあるが価格面で競り負けることも。色々手を広げようとしてM&Aを活発に行っているが、PMIが下手すぎて今の所活用できていない。
19位:アビームコンサルティング
オススメ度:B
- 日本発のグローバル総合コンサルティングファームを謳っているが、その実SAPに強みを持つSier。名古屋にアビームシステムズという子会社を持っている。
- 今の形に落ち着くまでに相当紆余曲折あったが、現在はNECの傘下に入っている。親会社と違って業績は好調、SAPもしばらくは需要があるだろう。
ちなみにNEC傘下であることをよく思っていないのか、社員たちはNECを基本馬鹿にしている。 - 少し前に管理職未満基本給8%UPという大技をやってのけ、転職市場でも話題になった。しかし、実態としてはボーナスが減らされており、正味の増分はそこまででもない。学生や中途採用者への訴求効果を高めるための施策であり、一定の効果は出ているようだ。
- 他の外資系コンサルティングファームに比べると、教育体制が遥かに充実している。フラットな雰囲気も持っているため、SAP系で活躍したい人にはオススメ。SAPできない、やるつもりない人は入る意味がない。
- 外資系のコンサルティングファームに比べるとベース給が高く、インセンティブ給の比率が抑えられている。実力主義を謳っているが、実態は結構年功序列的である。飛び級も多少はあるが驚くような飛び方はしない。マネージャー1000万~ということなので、アクセンチュア<アビーム≒PwCくらいの水準と思われる。
- SAPといえばアクセンチュアの次、もしくは並んで名前が上がるくらいには強い。ただ、SAPしか強くない。2025年以降はどうするつもりなのか。たまにオープン系のスクラッチ開発案件を出来もしないのに取ってきて大炎上している。
- もうダメになってきているNECに売り飛ばされて外資系企業の傘下になったりするとまた状況は変わるかもしれない。
20位:オービック
オススメ度:D
- 大阪発の独立系Sier。元々「株式会社大阪ビジネス」という会社で、その英語表記から取ってオービックらしい(Osaka Business Co,ltd)。ネーミングセンスには問題があるようだ。
- トップの言うことは絶対で、奴隷のように働く社員が集う企業である。今の所中途採用はしない方針のため、全ての社員が新卒から洗脳教育を受けて社畜となる。洗脳にかからない人はどこかで辞めていく。
- 大阪発ということが関係しているのかわからないが、利益が全てという会社である。「顧客のためとかどうでもいい、とりあえず利益を追求しろ」という理念。ある意味潔い。売上高742億円に対し、営利379億円という驚きの数字。
- 利益率は高いが待遇は良くない。基本給が低く抑えられており、手当で水増ししているお手本のような企業である。
- 独立系ということもあり、しがらみもないので様々なソリューションを取り揃えている。ワンストップサービスで提供しているので外に出したりすることもないようだ。ただし、だからといって技術力があるとわけでもない。
- 営業が強いので多少ボッていても仕事は取れているが、特に秀でた技術力があるわけでもないので価格競争になると弱い。
- 中途は取っていないが、新卒でも社畜になりたい願望のある人意外にはとてもおすすめできない。
いかがでしたか?ここまでで、20位までの企業についてオススメ度と所感をご紹介してきました。21位以下は情報を持っていない企業もあるため、ピックアップしてご紹介していく形式にしたいと思います。
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