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転職活動は情報収集が成功の鍵!効率的な方法とは?

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転職活動で重要なプロセスの一つに「情報収集」があります。このステップを制するものが転職活動を制する、と言っても決して言い過ぎではありません。いつでもどこでもネットで情報収集することはできるものの、どの情報をどのくらい集めれば良いのか、転職経験の少ない人にとっては悩みどころですよね。

本記事では、そんな転職活動における情報収集について紹介したいと思います。

 

 

転職活動は情報戦

転職活動での情報収集は、転職成功のための非常に重要な取組みです。

  • 業界動向を知らないまま応募し、志向と異なる求人に応募してしまう。
  • 比較検討しないまま早く内定をもらった企業への入社を決めてしまう。
  • 企業情報のリサーチ不足により、面接で効果的なアピールをするkとおができず、志望度の高い企業から内定を貰えない。

…など、情報収集を蔑ろにすると、転職活動では致命傷となりかねません。したがって、時間がないとか調べ方がわからないという理由で適当に済ませてしまうのはNGなのです。

 

どんな情報を集めるべきか

一口に情報収集とは言っても、集めるのは応募する企業の情報だけではありません。

集めたい情報の代表例を表にしてみました。

情報種別 確認ポイント 収集方法
業界動向 希望業界の採用活動状況 業界ニュース
希望業界で求められる人材 転職エージェントから提供

自分の

市場価値

キャリア、年齢から

転職後の年収を想定

ミイダス、DODA等の診断サービス
内定をもらえそうな企業 転職エージェントに尋ねる
企業情報 展開している事業や財務状況 企業HP
採用活動の状況 転職エージェントから提供
社風、残業、昇給の実情等

Openwork、転職会議等の

企業口コミサイト

業界動向

あなたが希望する業界で、中途採用がどれくらい活発に行われているか、その業界で求められているのは人材像はどんなものか、ということです。これは景気やトレンド等、時流によって変わるものであり、転職のタイミングを見計らうために大切な情報となります。

ただ、個人で転職活動をする場合には、インターネットの公開情報だけが頼りであり、収集するのが難しい情報です。これを集めたければ、転職エージェント経由で、キャリアアドバイザーから得るのが一番確実でしょう。以前と比べ、求人がどの程度出ているか、企業の中途採用への熱量はどの程度かなど、より企業側の実態に近い情報を得ることができます。

 

自分の市場価値

今あなたが市場的にどのくらいの年収になるか、という情報です。希望年収を設定するのに役立つ情報ですが、そもそも今自分の市場価値がどのくらいなのかって、ピンと来ないですよね。

これを手軽に調べられる方法として、転職サイトが提供している診断サービスがあります。職種の適性診断も行うことができるためおすすめです。

転職エージェント経由で転職活動をする人は、第三者視点での評価という位置付けで、キャリアアドバイザーに見積もってもらっても良いでしょう。

 

企業情報

転職活動を行う上で最も肝要な情報です。最重要部分なので、少し細かく見たいと思います。

確認ポイント1:展開している事業や財務情報

これは企業HPを確認するのが一番早いです。主に次のような項目をチェックします。

 

会社の経営理念

会社が目指しているTo-Be像がここに記載されています。これによって、事業計画や採用時に求める人材像が大きく変わります。

組織体制

組織図を見れば、おおよそその企業がどの事業を主軸にしているか、がわかります。あなたが内定を得た時に所属する部署の位置づけを確認しておくと良いです。

人材採用、育成に関する考え方

中途採用に注力している企業ならば、この項目のコンテンツが充実しています。また、教育研修制度にどんなものがあるかも確認してください。社員のスキルアップサポートをどの程度してくれるのかは重要な要素です。

展開している事業、提供サービス

募集職種は希望と合っていそうなんだけど、面接に行って話を聞いてみたら、思ってたのと違う…』というのは結構ある話です。展開している事業、提供サービスから、あなたが入社した場合の業務を想像することも大切です。また、競争優位性や将来性を持っているかについても、判断したいところです。

業績・財務状況

上場している企業なら、貸借対照表や損益計算書を公開している企業が多いです。ここ何年かの業績を比較すれば、企業の経営状態を確認することができます。企業の体力を見るには、営業利益率(売上高に占める営業利益の割合)を確認してください。

誰もが聞いたことがある有名大企業でも、意外に実態は業績不調…ということはよくあります。泥舟に乗らないよう、あなた自身を守るためにもしっかりと確認しましょう。

経営計画

上場企業や一定以上の規模の企業なら、大体3年毎に3カ年計画を立案しており、それを公開しています。上場企業ならば、これは投資家に公開する情報でもあるため、土台無理な計画は立てないはずです。この情報をもとに、今後その企業がどの方向に舵を切ろうとしているか、どれくらい成長していく見込みなのかということが判断できます。

また、私自身の経験ですが、経営計画に記されていた具体的な目標売上等の話に触れつつ、「それに貢献するために私はこういう仕事がしたい」という話をしたところ、『よく勉強している』と評価されたことがあります。面接中の話のネタにもなりますから、是非確認しておいてください。

社員の声

中途採用に注力している企業なら、応募者に入社後の具体的なイメージを持ってもらう目的で、社員の声を紹介しているケースが多いです。業務内容や、やりがい感じていること、どんな風に仕事を任されるか、というようなことを確認できます。

ただし、この情報はインタビューされた社員が話したことを、ライターが綺麗に編集して仕上げています。都合の悪そうなことはカットしていたり、表現をマイルドにしてあったりというような操作は必ずされていますので、参考程度に見てください。

 

確認ポイント2:採用活動の状況

その企業が出している求人では、何人くらいの枠で募集しているのか、あなたが応募しようとしている職種以外の求人はどの程度出ているか、という情報です。これにより、その企業がどれくらい採用活動に注力しているのか、を把握できます。

応募人数にもよりますが、20人採用予定の企業と、2~3人採用予定の企業では通過できる確率が違うのは当然ですよね。これは、転職エージェント経由で応募する際の求人票で確認することができます。未記載の場合は、キャリアアドバイザーに確認してもらってください。

 

確認ポイント3:企業実態

ここまでで様々な情報を確認してきましたが、とは言え、企業HPの情報や、企業から報酬を受け取る転職エージェントからの提供情報だけでは、情報が企業側に偏りすぎています。入社後のイメージを持つためには、労働者側の目線も欲しいところですよね。その情報を仕入れるために、企業口コミサイトも確認しましょう。

OpenWork、転職会議に代表される企業口コミサイトを見れば、その企業で実際に働いている人、働いていた人の投稿を見ることができます。内定獲得後、入社企業を絞り込むときにも、参考になるはずです。

ただし、口コミを確認する際の注意点がいくつかあるのでご紹介します。

口コミを確認時の注意ポイント
・長期間にわたり、複数の人が同じようなことを書いているのは、信頼性が高い
・具体的なエピソードや明確な証跡を持つ口コミは信頼性が高い
・募集要項の年収やその企業の平均年収と比べて、著しく年収が低い口コミは、その人が仕事ができないとか、評価が低いだけの可能性が高い
・一定時期に同じ内容が集中しているものは、仕込みの可能性がある
・不自然なほど肯定的な意見は、話半分に見ておく(仕込みかも)
・近年は働き方改革による労働環境の改善甚だしい企業が多いので、ここ数年の口コミに絞って見る(2015年とかだと今の実態と合わない可能性あり)
・目指すポジションでないものは参考にしない(正社員のSEを目指しているのに、派遣社員の口コミを見ても仕方ないです)

 

まとめ

いかがでしたか。

本記事では、転職活動を行うにあたり、情報収集がいかに大切にするべきかということと、情報を集める手法についてご紹介しました。様々なツールやコンテンツを駆使して、あなたが転職活動を順調且つ有利に進められるよう、情報収集を行ってください!

 

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